会報53号を掲載しました。 2026年度を振り返って
会報53号を掲載しました。上のメニューバーの「会報」をクリックし、53号をダウンロードしてご覧になってください。また、この会報には別刷り資料として、2026年度の会計報告や代表からの「2026年度を振り返って」が挿入しされています。この下に「2026年度を振り返って」と会報のスペイン語訳・英語訳を紹介します。
2026年度(2025年9月~2026年8月)を振り返って
ともに歩む会代表 菅野勝治郎
厳粛な思い
私どもに与えられた任務は、全国の支援者の皆様が心を込めてお送りくださった支援金を、西アフリカ・シエラレオネにあるOLG学園の貧しい子ども達のために送り、現地で有効に活かしていただくという、とても単純な仕事です。
7月28日に今年度最後の送金を済ませ、会計さんが作ってくれた7月31日現在の仮決算書を見せて頂いて、私は何とも言えない厳粛な気持ちになりました。最終的な詳しい数字は別紙の決算報告書の通りですが、年度初めに計画した予算通りに送金でき、それを可能にするだけの支援金を寄せていただきました。年間の送金予算は960万円で、送金実績は973万円です。この予算はかなり背伸びした予算案でした。去年末の1024万円の実績に対して、今年は996万円の入金実績をいただきました。
今年度は、大きな支え手であられた7名の支援者を天にお送りしました。また、「高齢になりましたので、支援はこれで打ち切りとさせていただきます」というようなご連絡も数件いただきました。長年支援していただいた方で連絡が途絶えたままの方もおられます。こちらから「お元気ですか?」とお声を掛けるのはご支援を催促するようでできませんから、長年のご支援を感謝し、ご健康が守られますようにとお祈りするばかりです。
このような日々の中におりますから、今年の決算報告書を前に、厳粛な気持ちを持たざるを得ません。自分勝手かもしれませんが、このような事は、主がともに歩んでくださるから実現したことと受け止め、心から感謝しています。
その主を裏切るようなことは決してないように心していきたいと思います。そのことをお約束して、今年1年間の支援者の皆様の大きなご支援への感謝に変えさせていただきます。今年1年間、新たに支援の輪に加わってくださった方が8名おられます。心から歓迎いたします。
現地校の充実
今号に掲載されたジョセフィン カマラ地区長の年度報告を読ませていただいて、現地においても、今年はとても祝福された1年であったこと、充実した1年であったことに改めて感動いたしました。
OLG小学校の65周年記念、OLG中等学校(中学・高校)の創立60周年、ルンサの玉川白百合幼稚園の創立35周年記念ミサが盛大に祝われました。そして送られて来た写真を見ると、ブラスバンドグループが結成されて活動を開始したり、学校に水道が敷設されて、昼の給食の際には子ども達の机にコップ1杯の水も配られたり、屋根付きの大きな集会場ができていたり、目を見張る発展を遂げています。
そしてジョセフィン地区長は「OLG学園が地域にあって卓越した教育の中心地であり続けます」と力強く述べています。
地域の裕福な家庭の子弟を集めての学校ではなく、貧しくて学校に来られない子どもに給食を食べさせることを魅力に登校を促し、勉強に偏らない全人的な教育を目指すOLG学園が、シエラレオネの教育のパイオニアとしての役目を果たしてくれることを期待したいと心から願い応援したいと思います。
OLG小学校の給食 机の上にはコップ1杯の水も!
シスター白幡の入院生活と代表の私事
上記の学園創立記念行事等では、学園の功労者として一番に称えられたと思われるシスター白幡は今、日本での闘病生活を余儀なくされています。
昨年の12月5日、パスポートの書き換えの必要があって、急な一時帰国をされました。修道院の近くの病院で検診を受けたところ、頭部に気になる症状がみられるということで、しばらく通院して様子を見ることになったようです。
そのような生活の中で、5月31日、修道院でのお仕事中に転倒して大腿骨を骨折という大事故に遭遇してしまわれました。その闘病の様子はシスターご自身が書かれている通りです。私も何度か病院に訪問させていただきましたが、いつ伺っても素敵な笑顔で迎えてくださり、決して弱音や愚痴はこぼされません。リハビリの合間を縫って、せっせと刺繍制作に励んでおられる姿には、信仰に徹したシスターの強靭さが感じられ、沢山のことを学ばされます。
シスターは、毎朝4時半には起きて、祈りの生活に入られるそうです。私どもがこうして恵まれた生活を続けられるのも、シスターの祈りに支えられてのことと感謝しています。シスターも「私のために祈って欲しい」と繰り返し言われます。シスターの願いは、元気になってシエラレオネに戻ることただ一つのようです。皆さまのお祈りをお願いいたします。
さて、私事で申し訳ないのですが、私も1月にいきなり「深部静脈血栓症(エコノミー症候群)の診断を受けて、約3週間の入院生活を余儀なくされました。退院後も数カ月投薬を受けましたが、今はそれも終えて元気にしています。でも、再発することもあるそうで油断できません。皆さん「無理せずゆっくり生活してください」と励ましてくださいますが、何もせず、ゆっくりテレビを見たりして過ごすことが最も悪く、一日中、動き待っていることが肝要なのだそうです。身を粉にするほどは働けませんが、今しばらくこの働きを続けられそうですので、どうぞよろしくお願いいたします。
シスター白幡刺繍支援の作品
シスター白幡が刺された刺繍をあしらった刺繍支援の作品はともに歩む会のブログに、今までA~Eまでの5回にわたって紹介しました。現在は、これらはすべて完売となっています。
次の作品の準備が整いましたら、刺繍作品Fとしてブログにて紹介します。よろしくお願いいたします。
リハビリ用の靴をプレゼント
本部では、シスター白幡にリハビリ用の靴をプレゼントしました。担当の理学療法士さんにも見ていただき、シスターの足にぴったりの靴を選んでいただきました。シスターの靴のサイズは20cmです。
会報の充実
今年1年間、充実した会報をお届けできたことを嬉しく思っています。現地のジョセフィン カマラ地区長が毎回現地からの報告を送って下さり、生徒や奨学生、先生方の原稿を集めて送ってくださいます。今年はマリアリー ジョセフ コンテ先生のシエラレオネの歴史を3回の連続で寄稿してくださり、シエラレオネについての理解を深めることができました。そして、今号からジョセフィン地区長が「OLG学園の歩み」を3回連続で寄稿してくださいます。本当に感謝です。
コンテナによる図書の輸送について
本部で保管している寄贈いただいた英語図書の輸送については、まだ進展がありません。グッドリチさんも「状況が整ったら必ずシエラレオネに届けます。」とおっしゃって下さっていますが、海運業界の状況は厳しさを増すばかりのようです。焦らずに待たせていただきます。
▼ 「100人のタリス」公演について
毎年、「ともに歩む会」への支援を目的にしたチャリティーコンサートを開催して下さっている カトリック世田谷教会の合唱団「教会音楽アンサンブルユビラーテ」さんでは、今年は他の団体にも呼び掛けて「東京100人のタリス実行委員会」を立ち上げ、11月7日にウェスレアン・ホーリネス教団
淀橋教会のインマヌエル礼拝堂を会場にして、約120名の団員による演奏会を開かれることになりました。
この演奏会の収益は「ともに歩む会」にご寄付くださるそうです。詳しくは、8月1日にともに歩む会のブログに掲載したチラシをご覧ください。お問い合わせは「オフィスサワイ・電話03-5944-5157」までお願いいたします。
2027年度(2026年9月~2027年8月)の計画
本部総会では、2027年度も、2026年度と同様の支援活動を行うことを目標としました。これは、高齢化が進む私ども本部委員に取りましてもかなり高いハードルです。支援者の皆さまのご健康が守られますように切に祈ります。そして、決してご無理をされないようにお願いいたします。現地からも、支援内容の変更等の要望はなく、今年度同様の支援を期待するとの連絡をいただいています。
今年度1年間の大きなご支援に心から御礼申し上げます。そして、皆様のご健康がますます強められますように、重ねてお祈りいたします。
