2023年9月30日土曜日

会報41号を掲載しました。 2023年度を振り返って

 会報41号を掲載しました。上のメニューバーの「会報」をクリックし、41号をダウンロードしてご覧になってください。また、この会報には別刷り資料として、2023年度の会計報告や代表からの「2023年度を振り返って」が挿入しされています。ここで「2023年度を振り返って」を紹介します。


  2023年度22 年9月~23 年8月)を振り返って

    ともに歩む会代表 菅野勝治郎

 

創立10周年記念の年

2013 8 24 日(土)にともに歩む会の設立総会が開かれました。それに従えば8 24 日が創立記念日となるのでしょうが、私どもは創立記念日を特定せず、今年の1年間を「創立10 周年記念の年」として、この10 年間を振り返り、感謝する1年間として歩んできました。その間、沢山の方々から励ましの言葉をいただき、心より感謝しています。

この10 年間に皆様からお寄せいただいた支援金の総額は1億4,153 万円で、支援金の送金総額は1億3,785 万円です。その内、OLG 関係の送金額は1億3,188 万円です。

RC男子校にも毎年60 万円程度の給食支援費を送っていましたが、ここ数年は資金不足のためもあり、送金は見送っています。また、アルゼンチンにあるクララ会の学校やマンゲブレの学校などにも送金したことがありますが、現在は見送っています。マイル91クリニックには、今でも支援を続けています。

OLG 校にもその必要を十分に満たすだけの支援はできていませんし、一度始めた支援を途中で断念せざるを得なかったことには心が痛みます。

しかし、10 年前に会をスタートさせた時、毎年1 千万円を超える支援金を送金し続け、10 年間では1億円を超える送金をできるとは、予想もできないことでした。

 私どもにそれだけの力があったわけではありません。それだけ努力した結果だとも思えません。ひとえに支援者の皆さま方が心を寄せてご支援くださったお陰です。また、現地のシスター方や子どもたちからそのパワーを送っていただいたようにも実感しています。さらに、いつも心を一つにして私を支えてくださっている本部委員の皆さまのお陰で、困難の時も楽しく過ごさせていただいた10 年間でもありました。

“ともに歩む会”は、“主がともに歩んでくださる会”だと信じています。これからも主が導かれる道を一歩一歩踏みしめて行きたいと思います。いつもシスター白幡がゆるぎない信仰でお手本を示してくださいますから感謝です。

「できる時にできるだけの支援を!」が私どものスタンスです。行き届かないことも多いと思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


「感謝します」

 当会では、簡易なものですがホームページを開設していま

す。内容は、主に会報や短報を中心にしたブログですが、会

報の要約文を英語とスペイン語でアップしています。ここに

載せたブログ数は、10年間で約280 件、閲覧数は約91, 

850 回を数えています。(97日現在)

30%ぐらいは、海外からのアクセスです。ホームページです

と、会報も全ページカラーで、大きくして読むことができま

す。ぜひ、ご利用ください。また、事情があって、支援の輪

から抜けられた方も、時々このホームぺージを開いて、その

後のシエラレオネの様子を見て祈りで応援していただけると

嬉しいです。


このホームページをご覧いただいて支援の輪に加わってくだ

さった方もおられますから感謝です。

このページを立ち上げ、更新の作業を続けてくださるポップ

キャッチ様、また会報の印刷を親身になって請け負ってくだ

さる玉川学園のDTS(印刷部)の皆様にも、10 周年に際して

心から感謝いたします。


 また、この10 年間に何度もコンテナを提供して大量の支

物資を輸送してくださったグッドリチ様ご夫妻にも感謝し

す。コンテナ輸送の再開にはまだ時間がかかるようです。

ばらくお待ちください。


Sr.白幡の一時帰国と外務大臣表彰

シスター白幡が昨年の79日に病気療養の目的で一時帰国さ

れ、104日まで日本に滞在されました。往復ともに大変な

ご苦労をされての旅でしたが、何としてもシエラレオネに戻

って子ども達のために尽くしたいという一途な思いに心打た

れました。また、滞在中、ともに歩む会の本部にも来てくだ

さり、スタッフ一同で親しくお話を聞くことができました。

その中で「すべては神様がご存知です」という確固たるシス

ターの信仰に触れることができて、大きな励ましをいただき

ました。


 また、シスター白幡は1220日にフリータウンで日本大

使から外務大臣表彰を受けられました。ともに歩む会10周年

の年がこの上の無い喜びの年となりました。


23年度の支援金送金状況

今年度の支援金入金総額は約1,060万円でした。予算額は

1,170 万円でしたから約110万円、少ない額でした。しか

し、コロナ禍も続き、ウクライナ支援や各種の災害支援にも

心を配らなければならない中で、1,000 万円を超えるご支援

をいただいたことに改めて心から感謝申し上げます。


支援金送金については、まず、何としても達成したいと願っ

ております給食支援費と教育支援費(奨学金)は、ほぼ予算

通りに達成できたことを感謝します。


 OLG 医療支援やマイル91 医療支援については、振込時に

指定いただいた分だけの送金とさせていただきました。


 多目的支援は予算額に比べて大幅な減額になってしまいま

た。幸い、今年度は窓ガラスの盗難以外、大きな災害等は 

告されていませんでしたので、これで我慢していただきま

た。


22 年度までは、1 カ月の給食支援費を60 万程度の予算でし

たが、現地の物価の高騰を考慮して23 年度は月額70 万円の

予算にしましたが、それはかなりきつい予算でした。24

度は現地の政府からの食糧配給が増えることを期待し、月額

60 万円にさせていただきます。

 

ともに歩む会の原点

10周年の年の締めくくりとして、10 年前の会報創刊号に掲

載された「シスター根岸の最期のインタビュー記事」を再録

させていただきます。

<シスター根岸の最期メッセージ>

以下の文は代表が2013 年の夏にシスター根岸が入院されて

いた介護老人ホームにお見舞いに伺った折に、シスターから

お聞きしたことをまとめ、8 17 日に再度訪問して会報へ

の掲載の了解を得たものです。

・・・・・・・・・・・・・・・

支援者の皆さま、お元気でいらっしゃいますか。

有明病院を退院してこの老人ホームにおりますが、皆さんが

優しくしてくださいますので困ることはありません。まだ足

が痛くて自分では立つことも歩くこともできませんが、週4

5回リハビリの先生も来てくださるので、希望をもって頑張

っています。

「手を貸す運動」が終わりになるかもしれないと聞いた時

には、支援が途切れるのではないかととても心配でした。前 

98 号のお便り(手を貸す運動ニュース)で、「神様は私たち

の計画を自由に変えられる」と書きましたが、今度の場合も

同じですね。手を貸す運動が終わるということは、誰も予想

すらできなかったことだと思います。

私がシスターとしてアフリカの地で長く働けられましたの

は、手を貸す運動の皆様のご支援のお陰です。どれだけお礼

の言葉を言っても足りません。特に佐藤先生ご夫妻には、お

世話になりました。本当にありがとうございました。

これからは新しい会ができて、ご支援を続けてくださるそ

うで、とても嬉しいです。「ともに歩む会」、とても素敵な

名前ですね。

シエラレオネの子どもたちは、まだまだ皆様の支援を必要

としています。OLGの学校は大きくなりましたが、まだま

だ貧しくて学校に来られない子ども達も多くいます。幼い子

どもたちには給食を続けてあげたいと思いますし、高校生な

どには自分で工夫する指導も必要かと思っています。

アフリカに戻って、やりたいことはたくさんありますが、

今はただ一つ、「ただいま~!」と子どもたちの前に立ちた

いです。

たくさんの励ましやお見舞いのお便りをいただき、心より

お礼申し上げます。私はお返事を書くこともできません。す

べて神様にお任せしております。どうか続けてお祈りくださ

いませ。

皆様、どうぞお元気でお過ごしください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この年の11 1 日、シスター根岸は天に召されました。

 

現地 地区長の交代

会報の初めに、シスターアドリアナ ファレス ナバルテとシ

スタージョセフィン カマラの挨拶文が掲載されています

が、ご聖体の宣教クララ修道会では、シエラレオネ地区の地

区長の交代がありました。シスターアドリアナは6 年間の任

期を終えて退任され、新たにシスタージョセフィンが地区長

になられました。

シスターアドリアナは、会報の前号に「信頼の10年」という

文を寄稿していただいたばかりでしたので、突然の退任で驚

いています。こちらからの様々な要望にいつも快く応じてい

ただき、大変お世話になりました。

シスタージョセフィン カマラについては、シスター白幡が

簡単な紹介文を書いてくださっていますが、シエラレオネ出

身の新地区長ということは画期的なことであると思います。

私どもの一番の願いである「シエラレオネの自立」が大きく

前進するように応援していきたいと思います。埼玉県在住の

支援者本間公任子さんが、次のような便りをくださいまし

た。

1995 年、シスター根岸さんが内戦からの逃避行の末に、

ローマへ避難された時のお手紙の中に、シスタージョセフィ

ンのことが書かれていました。

ナイジェリアに避難した若いアフリカ人のシスターのひとり

が、シスター ジョセフィンだったようです。まだ、中学を

終えたばかりと書かれていましたが、

「私はただただ、神様、この困難をくぐりぬけるべき力と

強さをお恵みください」と祈るばかりですー(Sr. 根岸さん

の書かれたままの文です。)とのこと。◇

 

シスター根岸の切なる祈りが、今こうして大きく実を結んで

いることに、摂理を感じます。


*この下に


「シスター白幡刺繍支援」の作品集


があります。


是非、ご覧になってください。













 



 

「シスター白幡刺繡支援」作品集

 この作品は、シスター白幡が心を込めて編み上げた刺繍をぽるぽろんの会が製品として作り上げたものです。売上金は全額、シエラレオネのシスター白幡に送られ、現地の幼稚園児のクリスマスプレゼント購入費用として用いられます。 頒布価格は、トートバッグは1つ2000円で、

  文庫本ブックカバーは1つ1000円です。

購入を希望される方はともに歩む会本部(菅野)まで、希望の品のNO.を電話かメールかでおしらせください。

電話 044-988-2729

e-mail:tomoniayumukai@kpd.biglobe.ne.jp


なお、次のNO.は売り切れとなりました。ご了承ください。

NO.2, No.8  No.9  No.10, NO.11, NO.12 NO.13, NO.14  No.15,  No.17,  No.18

ブックカバーでは、No.16だけが頒布可能です。


NO.1 LLトート 黒「4匹のカメ」



NO.2 LLトート 黒 「乗り物」



 NO.3 LLトート 黒 「Apple Tea」 



NO.4  LLトート 黒 「サッカー少年野球少年」



NO.5 LLトート 黒 「ロボットシュート」
   


NO.6 LLトート 黒 「チューリップと花たち」



 NO.7 LLトート  紺 「テディーベア」


        トートLLのサイズ

NO.8 Sトート 黒 「アフリカの木」



 
NO.9 Sトート 紺 「シエラレオネの傘」

    Sトートのサイズ


    文庫本ブックカバー

写真の上はカバーの表紙、
  下はカバーの内側


NO.10 「チューリップ」




     
 NO.11 「イニシアル M」




NO.12 「イニシアル E」



 
NO.13 「イニシアル T」



NO.14 「Heart to Heart」



















 
No.15「おすましウサちゃん」




No.16「仲良しワンちゃん」



No.17「いいながめ」



NO.18「おでかけカップル」



以上です。

なお、会報41号のスペイン語による要約文は、メニューバー右端のEnglish Blogの部屋に掲載されています。