2021年10月23日土曜日

新年度がスタートして

 

新年度がスタートして2か月近く経過しますが、現地とのメールの交信状況が良くなく、シスター白幡からもアドリアナ地区長からも十分な情報が入ってきません。その中でも得られた近況をお伝えします。

シスター白幡は9月下旬に階段で転んで右腕を痛められたそうです。幸いに骨折では無かったのですが、休養のためにルンギの修練院で過ごすように言われたそうです。そこでは、ほとんどコンピュータを使えないようです。海の見える静かな所で祈りの生活には最適な所ですが、やはり子どもと過ごせる所がシスター白幡には一番嬉しいとのことでした。

 シスターアドリアナによりますと、コンテナで送った荷物はすべてルンサに到着し、衣類などはクリスマスプレゼントにするために楽しみに準備しているそうです。シスター白幡は日本食の箱に大喜びしていたそうですが、直接シスター白幡から喜びの声が入ってこないので、本部としては首を長くして報告を待っている日々です。

 

本部では、929日に9月分給食費を送金できました。今年度は前年度からの繰越金が少なかったので、月末の送金になってしまいました。10月分の給食費は月半ばの118日に送金できました。11月は月初めに送金できる見込みです。しかも、給食費だけでなく、OLG校の多目的支援費も送金できそうです。これが可能になりましたのは9月で活動を終えたシエラレオネフレンズさんから最後の支援金として65万円を送っていただいたからです。

昨年度の途中から給食用の米や油・豆が政府から配給されることになったため、今年度は給食支援費を月額80万円から60万円に減額した予算にすました。ところが、新しい年度になってまだ一度も政府からの食糧配布は無いそうです。政府では「送る」と言っているそうですが・・・。月々60万円では給食費用が不足の場合は、多目的支援費で補うようにお願いしています。

皆様からの支援のお陰で毎月送金ができること、心から感謝しています。(菅野勝治郎)



2021年10月2日土曜日

マザー マルタ エルナンデス総長からの手紙

 

宣教クララ修道会のマザー マルタ エルナンデス総長からの手紙を紹介します。

   ローマにて 2021930日 

 そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、私の父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちは、私が飢えているときに食べさせ、のどが渇いているときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』

 『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである。』 

  (マタイによる福音書 25343640節から)

 

親愛なる菅野勝治郎代表と“ともに歩む会”の皆様

会報33号届きました。心から感謝します。

2021年のニュースや写真やシスターたちのメッセージなど それぞれの出来事を皆さまと分かち合える喜びでいっぱいです。

神の祝福に感謝。

 

沢山の兄弟姉妹の努力と支援によって、小さな人たち、子どもやその家族の希望や明るい未来への夢が現実になってゆくことを本当に喜ばしく思います。

“ともに歩む会”の皆様とシエラレオネの人たちの心が一つになりました。

 

この大変な時にも関わらず支援を続けていただいていること、神の祝福がシエラレオネのミッションに、いつも注がれることを確信しています。

 

健康に良い給食をいただき、奨学金によって学び続けることができた卒業生が増えています。これはともに歩む会の10年の愛と努力の印にほかなりません。

 

グアダルーペの聖母マリアと福者マリアイネスの恵みにより、いつも皆様と共に歩むことができますように。

 

感謝の気持ちを込めて。 マザー マルタ エルナンデス クララ会総長  (訳:田中マルタ) 



上の写真は、コンテナから陸揚げされた荷物の前で。         中央がグッドリチさん、右がアドリアナ地区長、左はシスターキャロル。