2023年2月14日火曜日

2月(上半期)の報告

  ロシアがウクライナに侵攻して1年になりますが、戦地の混迷は深まるばかりのようです。その戦禍の中で多くの子ども達も命を落とし、また命の危機にさらされ続けていることに皆様も心を痛めておられることと思います。そして、この度はトルコ・シリアでの大震災で数万人の方々が亡くなられ、多くの被災者が厳しい寒さの中で救援を待っておられます。今戦禍の中にある人々、震災被災地の人々の上にも、神様の顧みが豊かにありますようと、皆様と心を一つにして祈り続けたいと思います。

   学園の記念日 指揮者に合わせて街中を行進

 今、シエラレオネから届く子ども達の笑顔は、限りなく平和で喜びにあふれています。しかし、かつてこの国の人々も20数年前までは同じような境遇に置かれていたことを思います。今、私たちにできることは、この笑顔を決して失わせないように、ともに歩み続けることだと思います。

 

210日には、今年度2度目の送金をし、遅れていた給食支援費も4カ月分、前回の送金と合わせて、上半期・6か月分を送ることができました。また、今回は現地の希望により、幼稚園の職員の給与補助として80万円も送金できました。皆様のご協力に心より感謝いたします。

     数字が書けるようになりました

下半期は5月と8月の送金になりますが、給食支援費5カ月分と教育支援費・奨学金150万円、多目的支援費100万円が未送金です。日本の物価高騰も厳しい状況ですが、シエラレオネでは燃料や食料等の生活必需品の物価が2倍に跳ね上がっていると聞いています。

 私どもの一番の願いはまず、給食支援費を確実に届けることですが、奨学金をてにして進学した奨学生の学業を中断させる訳にもいきません。可能でしたら、5月の送金時に奨学金も送りたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。シスター白幡はお元気のようで、会報39号の原稿も既にいただいています。しかし、現地とのメールの送受信がスムースでなく、少々心配しています。

     お人形作りに励むシスター白幡


季節の変わり目、皆様のご健康が守られますようにお祈りいたします。 菅野勝治郎)