2022年9月20日火曜日

総会を終えて、Sr.白幡から

  917日にともに歩む会の本部総会が行われました。そこで決められたことは101日発行の ともに歩む会会報37号にてお知らせします。

この総会に出席予定であったシスター白幡は、心臓や脳の検査日と重なり出席できませんでした。総会が無事に済んだことをお知らせしましたら、次のようなメールを送ってくださいました。

 

 総会が無事に済んでよかったですね。

ともに歩む会のみなさま 昨日から台風が非常に強くなって大変ですね。暑さもだいぶ和らいでは来ましたが、まだまだ日差しが強い日もあります。

この3か月間 はじめはコロナが強くて外に出るのも怖いでしたが、8月になってからは、そうそう家の中にこもっていてもだめだと思いました。

4日から14日までは軽井沢の修道院で年の黙想があって、沈黙のうちに、祈る機会があってとてもよかったです。そのあと少しずつ外出はするようになりました。

ただ修道院ではお年寄りが多いし、コロナのことはとても注意しているので、この3年間、誰も修道院の中には入れませんでした。それで私も支援者の方たちにはできるだけ桜新町まで来ていただいて、近くのレストランでお食事をしたりしました。

9月には妹たちと富士の近くの山の家に泊まってゆっくりすごしました。十里木というところですが、とても静かでした。窓の外から富士山が大きく見えてすてきでした。河口湖の近くにもいきました。あまり長い期間ではありませんでしたが、家族と会えてとてもよかったです。

 

この3か月間、日本で過ごさせていただいたことを神に感謝します。今年も皆様のお祈りと尊い犠牲のおかげでシエラレオネの子どもたちはいつものように給食をいただき、十分に学び、十分に遊ぶことができました。本当にありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

神様のお恵みとマリア様のご保護が皆様とご家族の上に十分にありますように心からお祈りいたします。心からの感謝をこめて。     

   918日         シスター白幡                            

      グッドリチさん夫妻と談笑するSr.白幡

18日(日)の夕方、グッドリチさんから電話があり、「明日、シスター白幡を訪ねたいが、そこで代表とも会って話がしたい」とのことでした。急な話で、だれとも相談できませんでしたが、19日の10時に私ども夫婦で修道院に向かいました。

 

修道院の中には入れませんので玄関先だけでしたが、シスター吉田にもお会いできました。まだ食事が満足に摂れないとのことで、従来の元気は見られなかったものの、いつも通りの笑顔で対応していただきましたので、本当に感謝でした。

 

その後、シスター白幡を交えて、近くのファミレスで1時間ほど話をすることができました。その主な内容は次の通りです。

 

     ミスターグッドリチはかなり体調が回復され、来年初夏ごろまでには、再度、コンテナを出したいと考えている。

     今、シエラレオネは物価の高騰が激しく、ガソリンはなかなか手に入らない。物価高騰の要因は政府が輸入品に対して高額な税金をかけるからだ。

     油や砂糖などの生活必需品も日本よりも高いと思われるものも少なくない。

     支援金で送るよりも食糧(米など)や学用品などの支援物資を送った方が喜ばれると思うし効果的だとも思われる。現地の忌憚のない要望を聞き出してより効果のあがる支援を行いたい。

     コンテナで送った支援物資に対して関税がかかることは無いよう交渉する。

 

     “ともに歩む会”では、10周年の企画として「ドローンを使ってルンサの町やOLG学園の航空写真を撮るというアイディアがある」と話しましたら、「それは興味深い。可能性がありそうな所を当たってみる」とのことでした。

 

     シスター白幡は「明日、地区長に付き添ってもらって、心臓や脳の検査の結果を聞きに行く。その結果ではアフリカ行にドクターストップがかかるかもしれない。」

とのことでした。

本日(20日)、その診断の結果を知らせてくださいました。前に軽い脳梗塞を起こしたがそれ以後、薬を服用し続けていること、現地のシスターアドリアナ地区長が看護師であり、いつも健康観察をしてくださっていることなどを考量して、調子が悪くなったらすぐに日本に帰国することを条件に、23日に予定通りシエラレオネに向かうことを許してくださったそうです。

   そのメールの最後に

「ではまた。ご機嫌よう。お祈りのうちに。 シスター白幡」

と記されていました。        菅野勝治郎