2017年8月16日水曜日

シエラレネ水害の続報

シエラレオネの水害の状況について、シスター吉田から次のような報告が入りました。


すべての支援者の皆様、

 日曜日の明け方のフリータウンでの土砂災害と洪水、多くの皆様から心配して頂き、メール、電話を頂きました。御配慮に感謝いたします。
 私たちのいる、ルンサ、マンゲ、マイル91は、フリータウンからは100キロメートル以上離れておりますので、今回の大雨の被害はありませんでしたので、御安心ください。

 
                         土砂崩れの現場

 昨日、たまたま用事があり、フリータウンに行き、帰り道に地すべりの現場の近くを通りました。普段見慣れた山の一部が、大きく崩落! いつも通りながら、「危ないな。」と見ていたところでした。新興住宅地で、急な谷のようなところに、下から上まで這いつくばるような建築ラッシュが続いていたところです。
 昨日は、重機が入り、遺体の発掘が始まっていました。近くの人の話を聞くと、実際に何件の家があり、何人が住んでいたか確かな情報はないそうです。フリータウンの知人が話してくれたのは、彼の友人の家族が、この地すべりの犠牲になり、家族親戚15人が住んでいた家とも土砂に埋まり、全員が亡くなられたとのことでした。
 このため、商売は午前中だけで、犠牲者の死を悼み、午後からはモスクにお祈りに行く、と言っていました。山を切り開いて造ったった住宅地、道路など、新たな地滑りが起こっても不思議でない場所が、あちらこちらにありますので、特に雨の多い今年、心配です。

 洪水の地域は、大雨が降ればいつでも洪水になる、海岸沿いのスラム地区。高台からの水が、側溝を通って、大量に流れ込みます。今回は、早朝2時という時間でもあったため、犠牲者がより多くなったようです。子供の犠牲者がすごく多かったと、フリータウン在住の日本人の方から伺いました。

 国立病院の周りは、犠牲者の確認をする家族や人々で混雑し、そこに救急車が次々に犠牲者を運び込んでいました。なんだかエボラの時と錯覚するような、救急車のサイレンが行き来するフリータウンの町でした。情報は色々ですが、犠牲者は、すでに1000人を超えたとの情報もあります。

 今日、16日、大統領令で、犠牲者の冥福を祈り、正午に国中で1分間の黙とうを捧げます。明日は、国中で特別な祈りの日となっております。

どうぞ、この国のために、お祈りを続けてください。

Sr.吉田 m.c. SL

               近づくと重機で捜索しています。

 

                反対側の道路から。

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年8月15日火曜日

シエラレオネの水害・総会のお知らせ


今朝(815日)のテレビで、シエラレオネで大水害、死者300名以上、家を失った人2000人以上、とのニュースが流れました。早速シスター吉田にメールを送りましたが、インターネットの回線もパンク状態なのでしょう、まだ返信はありません。ニュースでは、今回の水害は首都フリータウン近郊だそうで、海から直ぐに山地になるような地形であり、人口の密集地ですから被害が拡大したものと思われます。

シスター白幡は「私は1974年からシエラレオネにいますが、半年雨期で雨が降り続いても、土の中に浸み込んでしまいます。今まで洪水などは一度もありませんでした。気候の変動が世界中に起こっているようですね。ともかく彼らのためにもお祈りしましょう。」と書いて来られました。

日本の被災地と合わせて、シエラレオネの復旧・復興のためにも、祈り続けていきたいと思います。
 
   Sr.スサンナ総評議員が届けてくださったアフリカからのおみやげ。

 
       2018年度“ともに歩む会”本部総会のお知らせ

ともに歩む会では現地の学制に合わせて、91日を年度替わりの日としています。2018年度(179月~188月)の年度総会を下記の通り開催します。

日時2017916日(土)午後1時30分から

会場:ともに歩む会本部(神奈川県川崎市)

主な議題    

    2017年度 活動報告と決算報告の承認    

    2018年度 活動計画および予算案の承認

    改選期を迎える本部委員の選任  

    その他

*この総会は「本部総会」として開催するもので、本部委員(本部スタッフ・諮問委員・会計監査役 合計27名)を総会議員として開催します。しかし、すべての支援者にも開かれた総会です。陪席を希望される方はぜひご出席ください。

 当日は、シスター白幡も体調が許せば出席したいという希望を持っておられます。なお準備の都合上、出席を希望される方は93日までにご一報ください。

2017年8月4日金曜日

8月を迎えて


“ともに歩む会”は、現地ルンサの学校に合わせて、8月31日を年度末としています。ですから、8月は、年度末の月になり、9月の総会に向けての準備に追われる日々になります。
 
宣教クララ修道会本部(ローマ)のSr.イサベル オロスコから次のメールをいただきました。
 

 詩篇(聖書)より

  112:6 主に従う人はとこしえに揺らぐことがない。彼はとこしえに記憶される。

     7 彼は悪評を立てられても恐れない。その心は、固く主に信頼している。

     9 貧しい人々にはふるまい与え、その善い業は永遠に堪える。

       彼の角は高く上げられて、栄光に輝く。

 

敬愛する菅野勝治郎先生

 宣教クララ修道会総長 Sr.マルタ ガブリラ エルナンデス マルテイン デル カンポの代理としてこの手紙を送らせて頂きます。ただ今、総長様は事故によって左腕の肘を骨折しています。

  会報16号を送っていただいた事と共に、シエラレオネへの支援を心から感謝します。

神様は、“ともに歩む会”と私たちのミッションをめぐり合わせてくださり、弱い立場にいる兄弟姉妹を助け続けている事を喜んでおられるでしょう。

  神様からのたくさんの喜びと力が皆さまにありますように。

グアダルペの聖母マリア様の豊かな母の愛が、“ともに歩む会”の皆さまを守って下さるようにお祈りします。

 

私たちの力の源、キリストの聖体とともに  

Sr.イサベル オロスコ(訳:田中マルタ)


 
   上の写真は、クララ修道会総評議員Sr.スザンナと本部スタッフ4名が懇談した時のものです。後列左端がSr.スザンナ、その隣が新地区長のSr.鴨井千恵子、右端が前地区長のSr,アンヘレス トーレス。前列右端がSr.白幡和子。
 Sr.スザンナは、日本の地区長の交代に際して、全シスターの誓約式に立ち会うために、総長の代理として来日されたそうです。