2014年2月12日水曜日

シスター根岸の墓碑がたちました


 昨年11月1日に逝去されたシスター根岸美智子さんの墓碑が、その生涯をかけて愛されたシエラレオネ・ルンサの地に設置されました。
 去る1月30日、シエラレオネ・ルンサにあるグァダルーペ聖母学園内の聖母像の前で、シスター根岸を記念する遺品を収めて墓碑を立てる式が行われたそうです。シスター吉田から遺品を手渡されたシスター・エリサ地区長は、遺品の入った小さな箱を両手で受け止めると、じっと胸に抱きしめておられたそうです。シスター吉田が送ってくれた写真を紹介します。


シスター根岸の遺品(ろうそくの左の四角い箱)が、ご聖体の宣教クララ修道会創立者、福者マリア・イネスの写真の前に置かれ、ミサが捧げられました。

 



ミサにあずかるシスター・エリサ地区長。何があっても動じないシスター・エリサの憔悴した様子に、生死を共にした戦友との別れを悲しむ、シスターの胸の内が偲ばれます。

 


 
神父様が祝福される中、シスター・エリサ地区長の手によって遺品が収められました。


30年間ともに働いたシスター白幡が最初に土を被せました。この墓地の左官工事は建築が専門のシスター吉田が行ったそうです。

 コンテ氏。シスター根岸はコンテ氏の実直な人柄を心から愛し、車の運転でも力仕事でも何でもコンテ氏に頼み、彼もそれを喜びとしていました。



もともと小柄なシスター白幡ですが、さみしさのあまりでしょうか、一層小さく見えます。


シスター方が寝起きを共にする修道院前の庭。マリア像の前にシスター根岸の墓碑は設置されました。
 隣は、先の内乱中 (1996年)に急逝されたシスター・ローズ・メリー校長の墓碑です。
 
 
「シスター・レティシア根岸」と名前だけが刻まれた墓碑。遠い日本から来たシスター根岸の笑顔と深い愛は、永くシエラレオネの人々の心に語り継がれていくことと思います。いつの日か、この墓碑の前に立って、「ともに歩む会」のその後の様子を報告できる日を夢見ています。
 
 

  なお、日本では、シスター根岸のご遺骨は府中にある「カトリック府中墓地」に埋葬されているそうです。


             ともに歩む会 代表 菅野勝治郎


  
  
                  お知らせ

元・手を貸す運動の支援者であられた方の中には「手を貸す運動Ⅱニュース」が届けられた方もおられると思います。そこに書かれた記事に関して、私どもに質問等のある方は遠慮なくご連絡ください。
 
            
             

2014年2月1日土曜日

シエラレオネの運動会


早いもので、もう2月を迎えてしまいました。シスター吉田さんは、相変わらず東奔西走の忙しい日々のようです。電気が使えるのは1日に3時間、その間もインターネットの環境が不調になることも多いようですが、その合間をぬって、写真や近況を送ってくださいます。

今は、40度を越す暑さだそうですが、先日はOLG校の運動会の写真が送られてきました。運動会は年に1回の大イベントで、町中の人々が楽しみにしているそうです。6年前、私どもがルンサを訪問した時は、丁度に男子校の運動会を見ることができました。
運動会は2日間に亙って行われます。フリータウンから音響屋が来てスピーカーを設置し、大音響で運動会を盛り上げます。夜はそのまま音響屋がダンスパーティーを開くそうです。学校では参加を禁止しますが、先生方はパトロールに追われるとも聞いいた記憶があります。
 
 
  写真を見てください。生徒たちは赤、青、黄色、緑に分かれて、ハチマキだけでなく、スカートも揃いの色のスカートを身に着けます。シスター吉田に「日本でも運動会のために色別の体操服を用意することはめったにないが・・・」と率直に聞いてみました。シスター吉田の答えはこうでした。

・体操服用のジャージーのような服を持っている生徒はほとんどいない。学校で揃えてあげるのが一番安価な方法になる。

・色別のスカートと言っても、日本の体操着とはまるで違って、薄手の布を腰にまいただけの物で、職業センターの生徒に作らせる。

・運動会が終われば保存しておき、また来年も使う。

・それにしても、こうして色別の体操服を身にまとって運動会ができるようになったことをともに喜んでいただきたい。

こんな内容でした。

 幅跳びをしたり、二人三脚をしたり、体一杯で元気に跳ね回る子ども達の歓声が聞こえるようです。
 
   
 

                                                   [お知らせ]

 
   元・手を貸す運動の支援者の皆様の中には「手を貸す運動Ⅱニュース」を受け取られた方がおられると思います。そこに書かれた内容について、私どもにご質問のある方は、遠慮なくご連絡ください。


                 ともに歩む会 代表 菅野勝治郎

2014年1月13日月曜日

新年に思うこと

「ともに歩む会」のウェブサイトをお訪ねくださりありがとうございます。                   これは、ブログのシステムを利用した簡単なホームページです。

「ともに歩む会とは?」のページや「QA」「会報」「会則」のページなども是非ご覧になってください。ご質問、ご意見などもお待ちしています。よろしくお願いいたします。


 「神様ありがとう! 今年も生きててよかった!!」
シエラレオネでは、元旦のミサで毎年皆がこのように歌って、感謝の気持を全身で表現するのだそうです。マラリアその他の病気で命を落とすことも珍しくない国ですから、1年間無事に過ごせたということは何よりの喜びなのでしょう。 
 しかし今年は、シスター根岸美智子さんの笑顔を見られなくなった寂しさをつのらせながらの新年だったのではないでしょうか。

 シスター白幡和子さんからいただいたお手紙には「・・・1月6日までクリスマス休暇を過ごしていますが、何をしていてもシスター根岸のことを思い出している自分に気がつきます。」と書いてありました。

  1月9日に322万円を送金することができました。エキスパートチャリティーアソシエーション様からご寄付いただいた幼稚園増築費用182万と、1月分の給食支援70万円、それに今年度初めての教育支援(奨学金)70万円です。シスター白幡、シスター吉田、そしてシスターエリサ地区長からも、支援者の皆様に呉々も宜しくとのことでした。

「ともに歩む会」になって、全く先行きの見えない中でのスタートでしたが、このように大きな祝福のうちに新年を迎えられたことを心より感謝いたします。

                   大人も子どももフレンドリーなシエラレオネの人々
 
  1月10日にシスター吉田から「小包が届きました」とのメール
がきました。8月に送った荷物で私もすっかり忘れ ており、「忘れ
た頃に届くんですね」とメールをしましたら、「それでもシエラレオ
ネは、まだましです。ちゃんと届 きますから,ナイジェリアは、多少
早いですが、手元に着くときは、箱半分ですし、しっかり輸入税を
取られます。」と の返事でした。

ルンサへの荷物も以前は中身を抜き取られたり、全部消えてしまったりと同じような状況でした。送った物がほとんど無傷で届くようになったのは、最近になってのことのように思います。これもシスター達の努力によってOLG校の教育力が町全体に及び始めた証ではないでしょうか。
 
▼ 私は今まで、シエラレオネのことを「貧困ゆえにうそつきや泥棒が多い国。だから教育支援が必要」という印象で語ることが時々ありました。しかし、これからはシエラレオネの人々の潜在能力や心の暖かさにもっと目を向けていきたいと思っています。

「ともに歩む会」の第一の目標は「シエラレオネとともに」です。相手を尊敬し、尊重しないで、どうして共に歩めましょう。友になれるでしょう。私の大きな反省です。

シスター根岸の生涯を支えたのは「・・・あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」という聖書の言葉であったと、葬儀の時に神父様が話されました。

貧しい子ども達がかわいそうだから、哀れだから一生懸命愛したのではなく、その子ども一人ひとりの中に、最も尊重すべき神様の姿が見えたからシスターは惜しみなく尽くされたのではないでしょうか。

私達の教育支援も、給食支援の占める割合はまだまだ大きいのですが、真の人間教育を根気よく地道に継続していただくことによって、OLG学園・職業センターから良い卒業生を送り出すことができます。シスター吉田も言っておられましたが、その子たちが母親になり、また教師となって学校に戻って来るという「良いサイクル」が構築できた時に、私どもの支援は実を結んだことになります。

今、その兆しが見え始めたことを感謝し、もう少し頑張り続けなければとの思いを新たにしています。ルンサの町の一つの学校がしっかり自立できた時、卒業生によって町が変わり、シエラレオネに新しい風が吹き始めることでしょう。

シスター根岸の現地での葬儀の時に、文部省の方が「シスター根岸は、シエラレオネ全国に教育の大切さを知らしめ、人材育成の功績を残された」と話されたそうです。この流れをここで途絶えさせず、更に大きな流れにしていきたいと心から願います。

この新年、このような夢を見ています。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

                            ともに歩む会 代表 菅野勝治郎

2014年1月1日水曜日

シエラレオネからの新年の挨拶


ともに歩む会の皆様、

2014
年・新年おめでとうございます。

去年、シスター根岸は、わたしたちに先んじ、神様の元へ旅立ちました。
「ともに歩む会」が、多くの方々に支えられて、新しく歩み始めました。
そして、早速、ルンサの幼稚園の増築の為に、寛大な御協力ありがとうございました。
新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、新しい年も、シエラレオネより、皆様の上に神様の豊かな祝福がありますようにお祈りしています。
                      Sr.白幡和子

                      写真はシスター白幡と園児
 
ともに歩む会の皆様、 新年おめでとうございます。
去年は様々なことがありました。しかし、あれもこれも、皆、神様の計らいのもとに起こった出来事と信じます。きっと、シスター根岸、天国からクリスマスキャロルを歌いながら、応援してくれているでしょう。
忙しい帰国でしたが、お会い出来ました会員の皆様から頂きました「ちから」を援けに、シスター根岸が残していった「シスターの望み・シエラレオネの人々の幸せ」に近づけますよう、皆様の助けを頂きながら、励みたいと思います。
どうぞ、新しい年もよろしくお願いいたします。
2014
年、皆様の上に神様のお恵みが豊かにありますように。
      Sr.
吉田富美子  国境の町Kailahonより

 下の写真は将来をになうシエラレオネ人の、若い志願者・修練者です。


今、Kailahon(カイラホン)という、イベリア・ギニア国境の町に着きました。

最後の20Kmを2時間かかって到着する、悪路の末の旅です。しかし、気候は涼しいし

やさいも果物も豊富。特産品はカカオです。

ここは、シエラレオネ地区の将来を担う志願者・修練者の養成の修道院です。教育支援のおかげで、若い力が育ちます。

                             写真右端がSr.吉田

謹賀新年 A Happy New Year!


「ともに歩む会」のウェブサイトをお訪ねくださりありがとうございます。                   これは、ブログのシステムを利用した簡単なホームページです。
「ともに歩む会とは?」のページや「QA」「会報」「会則」のページなども是非ご覧になってください。ご質問、ご意見などもお待ちしています。よろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。 


 皆様お元気ですか? 2014年、新しい年のスタートです!                      昨年中は本当にお世話になりました。2013年は、新しい支援団体「ともに歩む会」の設立と、シスター根岸さんのご帰天という、年の初めには予想もできなかったことが同時に進行した年でもありました。しかし、悲しみや苦しみが大きければ大きいほど、感謝がぴったりと寄り添ってくれていることを実感できた1年間でもあります。             
 今年はどんな年になるのでしょうか。やはり、無事であってほしい、全国の皆様から寄せられる支援金を感謝して受け止め、それをシエラレオネの子ども達に送り届けることに専念できる日々でありたい、そして、今年も子ども達の笑顔が一層輝いて欲しいと、心から願わずにはおられません。

                  日本の震災復興のためにお祈りをする子ども達

年末に、Nさんという初めての方から電話をいただきました。「私は障害者年金で生活しているので、少ししか送れないのですけど、2,000円送ったら、何人の子どもが食事を食べられるんですか?」との質問でした。「そうですね、3・4人の子どもが1ヶ月間食べることができます。お一人2,000円でも、多くの人の善意が集まると大きな力になります。よろしくお願いします。」と私は答えました。すると「そうですか~、3・4人なんですか~」との返事でした。そして、Nさんから2,000円のお振込みをいただその日に、また電話があり 「頑張って、1万円送ることができます。今度は何人に食べさせられますか?」とのはずんだ声が聞こえました。「前に送っていただいたのと合わせると、およそ400人分の給食費になりますよ。本当にありがとうございます。でもご無理はしないでくださいね。」と答えました。Nさんからの送金は30日に届きました。そして振込通信欄には                                              
 「・・・幸せを配ります!! 力になりたいです!! お願いします!! 子どもたちが喜ぶと思うととてもハッピーです!!」                              
と書いてありました。Nさんが自分の欲しい物も我慢して送ってくださったに違いないこの1万円もの振込用紙を手にして、私も大きな大きなハッピーをいただきました。

このようなお電話をいただいたのは、初めてですが、きっと、どなたも同じような思いでご支援くださっているのだろうと思います。「ありがとうございます」だけではとても感謝の思いを表すことはできません。御祝福が豊かにありますようにと祈るばかりです。

時々、「年金生活者ですので、少ししか送れなくて申し訳ありません」というような通信文を書いてくださる方もおられます。「申し訳ありません」ではなくて、それこそが感謝であり、力です。                                                  「新しい会になって支援金が少なくなっても心配しないでくださいね。送ってくださる方々の祈りが一番の力になるのですから・・・」と、病床のシスター根岸は繰り返し言われました。

「ともに歩む会」になりまして、まず目標であった「毎月70万円の給食支援費送金」は、9月以降毎月確実に実行できています。1月は給食支援だけでなく「教育支援・奨学金」も送金できそうです。本当に感謝です。

シスター吉田さんは、シエラレオネに戻るや否や山のような仕事(主にシエラレオネ地区全体のクララ会の会計チェック)に追われる日々のようです。シスター白幡さんと一緒に、新年のメッセージをお願いしてありますので、届き次第ここに紹介させていただきます。 
今年1年間、皆様の健康が守られますように、                                                                    
神様からの祝福が豊かにありますように、お祈りいたします。
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

                         ともに歩む会 代表 菅野勝治郎

 

2013年12月20日金曜日

ウェブサイト開設に寄せて

喜びだけでなく、悲しみにも感謝しよう。
成功だけでなく、失敗にも感謝しよう。
希望だけでなく、絶望にも感謝しよう。
持っているものだけでなく、ないものにも感謝しよう。
豊かな時だけでなく、足りない時にも感謝しよう。
勝利だけでなく、敗北にも感謝しよう。
健康だけでなく、からだの痛みにも感謝しよう。
いのちだけでなく、死にも感謝しよう。
(ジョン・クゥアン著『一生感謝・365日』より)

上の言葉は、12月15日の大和キリスト教会(カルバリーチャペル)の週報「石の枕」で紹介されたものです。
この1年間の出来事を振り返ると、詩の一行一行がズシンズシンと心に染み込みます。
まるで大川牧師が私のために紹介してくださったのではないかと思えるほどでした。

実は、10月30日に私は大川牧師を訪ね、新しく出来上がった「ともに歩む会」のリーフレットを教会に置かせていただけないかとお願いしました。
それに目を通された先生は、「私たちプロテスタントの教会が、カトリックのシスターの働きを少しでも応援できるなんて、何と素晴らしいことでしょう。時間を差し上げますから、あなたから教会員にアピールしてください。」と言ってくださいました。
私はその報せを持って、危篤の連絡があったシスター根岸の病室に急ぎました。
そこには、与えられた使命をすべて為し終えたシスターの姿がありました。
そして翌11月1日の朝、シスター根岸は神様のもとに静かに帰られました。

今年30周年を迎えて感謝で一杯であった「手を貸す運動」を、8月に突然終結しなければなりませんでした。
そして9月1日、「ともに歩む会」を20数人の発起人と共に立ち上げました。
最初は、手を貸す運動終結時の四分の一にも満たない支援者数でした。
スタッフ会の席でいろいろ思い悩む私を、「ゼロからの出発でないことを感謝しよう」と励ましてくれたのは、スタッフの方々でした。
「ルンサはまだとても貧しくて、子ども達はいつもお腹を空かせているの。でも、無理はしないでね。皆さんの祈りが一番力になるんですから」とシスター根岸は病床で言われました。
手を貸す運動から続けて支援してくださる方に加え、新たに支援の輪に加わってくださる方も続いています。
シスターは「ともに歩む会」の発足を見届けるようにして天に召されましたが、11月30日に行われた「シスター根岸を偲ぶ会」は、不思議な温かさに包まれました。
シスター根岸の笑顔と、感謝の心を忘れずに「ともに歩む会」の歩みを続けたいと思います。
これから、どうぞ宜しくお願い致します。
ともに歩む会 代表 菅野勝治郎


*「ともに歩む会」ウェブサイトの制作は、会報とリーフレットのデザインを担当していただいたポップキャッチ社に依頼しました。安井様、橋本様が親身になってご協力くださいました。心から感謝します。
*「ともに歩む会」では、会報を年4回発行します。このウェブサイトでは、会報をそのまま掲載します。しかし、支援者からの寄稿文の執筆者名はイニシァル表記といたします。まだの方は是非会報の創刊号から見ていただけると嬉しいです。
*このブログは、主に代表が、随時、その時々のお知らせなどを掲載します。最低月1回は更新できるように努力します。

ともに歩む会」が発足してからブログを開設するまでの間、領収証に添えてにお送りした「短報」(現状報告)を、皆様にお知らせするために、また会の記録として残すために、このブログに再掲したいと思います。

シスター吉田を交えてのスタッフ会 11月30日

2013年12月5日木曜日

シスター根岸を偲ぶ会

11月30日、シスター根岸の笑顔を思わせるような秋晴れの日に「シスター根岸を偲ぶ会」が開催されました。会場はシスターが日本滞在中の住居にされた宣教クララ修道会の一室です。普段はシスター方だけが使用するお部屋のようにお見受けしましたが、会場いっぱいの29名の方々が参加してくださいました。遠く、北海道や埼玉から馳せ参じてくださった方々もあり、皆様からいただいた追悼文の綴りも配られました。
 最初に「賛美と祈りの時」を持ちました。司会者(代表)の簡単な祈りの後、讃美歌「いつくしみ深き」や「主に任せよ」が歌われ、讃美歌の間に3名の方々が、心に響く祈りをささげてくださいました。
 その後、御聖体の宣教クララ修道会 日本地区長のシスター アンヘレス トーレス様、シスター根岸の弟・根岸和光様からご挨拶があり、シスター吉田富美子さんが「シスター根岸のシエラレオネの働きと、シエラレオネの今日」という題でお話をしてくださいました。シスター吉田の話を聞いて、改めてシスター根岸の足跡の偉大さを思い、また、今どれ程支援が必要であるかを思わされました。シスターは、「お陰さまで、徐々に現地の生活は改善に向かっているが、ここで打ち切ると今までの努力も無に帰してしまう。もうちょっと支援を続けて欲しい。」「アフリカの時間の流れでは、もうちょっとと言うのは50年間ぐらいだ。」と言われました。参加者の中には50年後もまだ活躍できそうな若い方もおられたので、嬉しくなりました。
 シスターのお話の後、シスター根岸が支援者であるハウエルさんにお願いして作曲していただいたという「バラの聖母マリア」という歌を皆で歌いました。また、龍谷大学教授の落合雄彦先生が病床にシスターを訪ねてインタビューしてくださったビデオも観させていただき、シスター根岸を偲びました。

 最後には、参加者一人ひとりが、一言ずつでしたが、シスターの思い出などを語ってくださいました。下の写真は、最後の集合写真です。シスター根岸の笑顔に負けない笑顔を作ろうとの呼びかけに、皆が素直に応じられるような、とても温かい雰囲気に包まれたシスター根岸を偲ぶ会でした。

                

2013年11月10日日曜日

悲しいお知らせ






深冷の候、皆樣、如何お過ごしでしょうか。
「ともに歩む会」は、手を貸す運動の支援者であられた多くの方々へのお知らせも儘ならない、真に厳しい船出となりましたが、引き続きの支援を表明してくださった方々から多くの励ましをいただき、心から感謝いたしております。


さて、私どもにとって、大変悲しいお知らせをしなければなりません。
「ともに歩む会」の立ち上げを心から喜んでくださり、「相談役」就任も快諾してくださった、シスター・レティシア・根岸美智子さんが、入院先の練馬光が丘病院にて、去る11月1日午前8時16分に、主のみもとに帰られました。

10月26日に発行いたしました会報創刊号でお知らせいたしましたとおり、シスターは、がん研有明病院の医師からは「悪性リンパ腫のがんは消滅したと考えてよい」との診断を受け、これからは快方に向かわれるとの希望を持っておりました。しかし、抗がん剤の副作用か、日々体力は衰えるばかりで、一抹の不安も感じてはおりました。
10月21日に練馬光が丘病院に入院し、検査を受けた結果、脳にがんの腫瘍が広がっていることが判明。入院から10日目の10月30日、シスターの弟さんから「主治医に呼ばれ、いつ急変するかわかならいと言われた」とのメールを受けて私が病院をお訪ねした時には、血圧はかなり下がっており、栄養補給のための鼻からの管も外され、息遣いが荒い状態でした。
しかし、丸刈り頭の少年のような姿の中に、「神様のしもべ」として、壮絶な人生を人のために捧げ尽くした者だけに与えられるような、何とも言えない勇者のような輝きが見られました。
その夜、病室に泊って付き添われた宣教クララ会のシスターお二人に看取られて、シスターは静かにこの世での命を終えられました。

シスターが亡くなられる5日前の10月27日に、前日発行・発送された「ともに歩む会」の会報・創刊号とリーフレットを病室にお届けしました。すでに瞳も定まらない状態でしたが、その時はじっと会報に視線を止めてくださいましたので、恐らく「この日が来るまでは・・・」との思いで、生き永らえてくださったのだと思い、深く感謝しております。
シスターの闘病中、快復をお祈りくださり、お見舞いくださり、お励ましくださった、支援者の皆々様に、心より御礼申し上げます。

通夜が11月4日に、葬儀は5日に、御聖体の宣教クララ修道会にて執り行われました。ともに歩む会からも「支援者一同」として生花をお供えいたしました。
私どもにとりまして、シスター根岸が亡くなられたことは、この上ない悲しみでありますが、これからもシスターは私どもとともに居てくださることを信じ、シスターのご遺志を継いで、シエラレオネの子ども達の明るい未来のために、ともに歩んでいきたいと思います。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

11月3日にシスター吉田富美子さんが看病のためにシエラレオネから帰国されました。一足違いで生前のシスター根岸に会うことは叶いませんでしたが、OLG学園・マリアイネス職業センターの全校生徒が、シスターのお見舞いのためにと歌ってくれた歌や祈りのDVDを持参され、通夜・葬儀の前に流されました。きっと、シスターも、それを聞いてくださったと思います。
シスター吉田さんは12月7日まで日本に滞在されます。シスター吉田さんの滞日中にと思い「シスター根岸さんを偲ぶ会」を別紙のように計画いたしました。
急なご案内ではありますが、ご都合がつきましたら是非ご出席くださり、シスター根岸さんを偲ぶ時をともにしてくださいますようにお願いいたします。



♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ 

<シエラレオネ地区長 シスター・エリサ・パディジャからのメール  
                                         2013112
親愛なる菅野さんと支援者の皆様へ、

皆様がシスター根岸のためにしてくださった全てに対して感謝いたします。
主は彼女を主にふさわしい者と認めましたので、愛の火をもって清めてくださいました。
あなた方の親しさ、配慮に感謝いたします。皆さまは、彼女にとって兄弟姉妹であり、親であり、彼女のために全てとなってくださり、ありがとうございました。あなた方に主の報いがありますように。
こちらでは、多くの人々が悲しみを表しています。私たちも同じです。私たちのシスターは、私たちより先にいきました。シスター根岸は彼女のために永遠に準備をされていた冠を受けました。
私たちの創立者が、「心の立琴」の中で、「彼女は私たちの間で生き続け、残ったシスターたちの行く道を啓発し、導いてくれる星となって下さる」と述べています。
天国にいる彼女は、私たちの最大の仲介者となってくださることでしょう。
本当にありがとうございました。神の祝福が皆様の上にありますように。
                        シスターエリサと共同体の一同より
                            ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ 

いつか召される時には「やったー!!」と両手を挙げて神様のもとに帰りたいですね、皆さん!    
        
 (シスター根岸さんのことば・数年前の山王原キリストの教会での講話より)


              ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥