2014年2月1日土曜日

シエラレオネの運動会


早いもので、もう2月を迎えてしまいました。シスター吉田さんは、相変わらず東奔西走の忙しい日々のようです。電気が使えるのは1日に3時間、その間もインターネットの環境が不調になることも多いようですが、その合間をぬって、写真や近況を送ってくださいます。

今は、40度を越す暑さだそうですが、先日はOLG校の運動会の写真が送られてきました。運動会は年に1回の大イベントで、町中の人々が楽しみにしているそうです。6年前、私どもがルンサを訪問した時は、丁度に男子校の運動会を見ることができました。
運動会は2日間に亙って行われます。フリータウンから音響屋が来てスピーカーを設置し、大音響で運動会を盛り上げます。夜はそのまま音響屋がダンスパーティーを開くそうです。学校では参加を禁止しますが、先生方はパトロールに追われるとも聞いいた記憶があります。
 
 
  写真を見てください。生徒たちは赤、青、黄色、緑に分かれて、ハチマキだけでなく、スカートも揃いの色のスカートを身に着けます。シスター吉田に「日本でも運動会のために色別の体操服を用意することはめったにないが・・・」と率直に聞いてみました。シスター吉田の答えはこうでした。

・体操服用のジャージーのような服を持っている生徒はほとんどいない。学校で揃えてあげるのが一番安価な方法になる。

・色別のスカートと言っても、日本の体操着とはまるで違って、薄手の布を腰にまいただけの物で、職業センターの生徒に作らせる。

・運動会が終われば保存しておき、また来年も使う。

・それにしても、こうして色別の体操服を身にまとって運動会ができるようになったことをともに喜んでいただきたい。

こんな内容でした。

 幅跳びをしたり、二人三脚をしたり、体一杯で元気に跳ね回る子ども達の歓声が聞こえるようです。
 
   
 

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                 ともに歩む会 代表 菅野勝治郎