2017年3月13日月曜日

ついにコンテナが出発しました


 
   3月25日に発行する「会報15号」は今、最終校正中ですが、この会報には詳しく報告できなかったことがあります。
  3月12日の日曜日、本部スタッフの4名は茨城県の下妻に出かけて来ました。今年度の大きな計画の一つでありました、シエラレオネへの支援物資をコンテナで送る活動の最後の仕上げの為です。このコンテナを提供してくださるグッドリチさんご夫妻の会社の敷地には40フィートの大きなコンテナがあり、そこへ積み込むトラックや乗用車、耕運機などもあり、驚きました。私どもが来たのは、敷地内の倉庫に保管されていた段ボール箱に詰められた衣類や文房具、その他の支援物資を一箱一箱点検して、品種別に数を確認して記録することでした。小さな箱の物は、大きな箱に詰め替える作業もしました。
 私どもは当初、一つのコンテナに詰め込むので、郵便で送る程には詳しく記録しなくてもいいのではないかと思っていたのですが、そうでは無かったのです。それが許されるほど、今の世界情勢は平和ではないのです。違法な物や危険物の持ち出しなどが絶対に無いように、厳しい審査を通らなければならないのです。

 当日は、グッドリチさんの仲間であるアフリカ各地出身の方々6~7名も手伝ってくださり、とても楽しくできました。しかし、支援物資を送ると言う点で、沢山のことを反省し、学ばされました。

 今回、“ともに歩む会”が掌握していた荷物は100箱で、それ以外の方々からの支援物資もあり、合計で200箱になりました。計画の途中で、あまりに多くなるのを心配されたシスター吉田からストップがかかり、せっかく準備されたのに、お断りしたケースもいくつかありました。初めての経験で、いろいろ失礼もありましたことをお詫びいたします。

 このコンテナはおよそ2ヵ月でシエラレオネに届くそうですから、それがシスター吉田の手元に無事に届いて、改善点などを更に確認してから、次回の呼びかけをさせていただきます。

 グッドリチさんは、今年中にもう一回はコンテナを出すそうで、その際にもコンテナの空間を喜んで提供しますと言ってくださいました。沢山の支援物資をお届けくださいました支援者の皆さんと、グッドリチさんご夫妻に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。                                           

                

  好天に恵まれて作業は順調に進みました。靴など、洗って消毒し、1足ずつビニール袋に入れて送ってくださった方もおられましたが、埃を被って踵もつぶれたままという状態の物もありました。衣類なども、皆で相談して、これは送らない方がいいのでは・・・と判断させていただいた物も5%程度あります。ご了承ください。



 
 ジョナサン、ルミさんご夫妻(写真上)には、本当にお世話になりました。ジョナサン氏のお母さまがシエラレオネのご出身だそうです。


 昼には、みんなでおいしいバーベキューなどをご馳走になりました。



作業を終えて、コンテナの前で。   
中央がジョナサン グッドリチ氏。右側はご子息のジョン君で、一生懸命手伝ってくれました。奥様のルミさんとスタッフの丸山さんが写っていないのが残念。
                             (菅野勝治郎)