2016年12月31日土曜日
2017年 明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
シエラレオネのシスター吉田と、日本で病気療養中のシスター白幡から、下記のような便りが届きました。
1月4日には、1月分の給食支援費とMI職業センターの教育支援・奨学金を送金します。これが可能になりましたのも、皆さまからの篤いご支援のお蔭です。本当にありがとうございます。
今年も、シエラレオネの子ども達とともに、シスター方とともに、そして支援者の皆さま方とともに、一歩一歩弛まず歩んで参りたいと思います。よろしくお願いいたします。 (菅野勝治郎)
マリアイネス職業センターの生徒たち
御聖体の宣教クララ会
シエラレオネ
2016年12月27日
ともに歩む会の皆さんへ
今年ももう一年が終わろうとしています。希望と不安の入り混じった年でしたが、最終的に9月から、通常の新学期を始めることが出来ました。
教材を揃えたり、授業を始めたりすることは、それほど難しいことではありませんでした。何がより努力を要したかといえば、それは、生活を再構築することでした。多くの生徒は、夜ひとりになった時、エボラの霊が近くに存在するように感じていましたが、悪夢は終わり、新たな希望を持って困難に立ち向かう者に生命は宿ると言う確信を、学校生活を通して、発見しています。
今年は、グアダルッペの聖母の慈しみのまなざしを思い出しながら、ルンサの通りを荘厳に行進しました。行進の後には、牛2頭分のお肉入りのおいしい食事を頂きました。皆さんの、私たちへの御配慮、心から感謝いたします。
大きいお兄さんが小さい弟の手を取って歩くように、私たちと共に歩んでくださる皆さんの優しさに対し、神に感謝しています。
新しい年、皆さんにとりまして、祝福に満ちた年となりますよう、お祈りしております。皆さんの利己心のない寛大な御支援に、神様が豊かにお報いくださいます様に。皆さんの御支援を通して、神様のみ摂理を体験しておりますし、皆さんからの御配慮に、心から感謝しております。
来年は、3年ぶりの運動会も予定されています。この大会は、私たちの学校だけでなく、町中に活気をもたらします。子供たちが、緑、赤、青、そして黄色のシャツを着て、仲間の応援をしたり、自分も競技に参加したりして、ほんのささやかな演技であっても喜びをもたらす感激を体験するのです。
給食支援や教育支援などの恩恵を受けているシエラレオネの人々にかわり、さらに、私たちの活動を支えてくださるすべての御支援に対し、感謝のうちに、2017年、皆さんのご多幸をお祈りいたします。
皆さんが分かち合ってくださったすべての善意に対し、皆さんの人生に神様の慈しみが豊かに注がれますように。
御聖体の宣教クララ会シエラレオネ地区 地区長シスターエリサと、全共同体のシスター一同より
明けましておめでとうございます。 Sr.白幡和子
昨年は、シスター吉田の帰国にあわせて桜新町の修道院でスタッフの皆さまや、多くの支援者の方々にお目にかかれて楽しいひと時を過ごすことができて大変うれしいでした。とくに若い堀井翼さん、染谷みなみさんたちの出席は、未来に向けて大いなる希望を持たせてくれました。
日本に帰って来て早くも1年半がたってしまいました。一日もシエラレオネのことを思わない日はありません。
今までに起こったすべてのこと、すべての方々に”ありがとう” そしてこれから起こることに対して”はい”と従順したいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。皆さまとご家族の上に神様の豊かな祝福がありますようにお祈りしています。
2列目右端、立っている人がマザー マルタ総長。 2列目、座っている人の右から3番目がシスターエリサ地区長。 最後列、一段高い人がシスター吉田。
From Sr. Elisa Padilla and all the Community
CLARISSAN
MISSIONARY SISTERS
SIERRA
LEONE.
27
December 2016.
Dear Mr. Kanno and all the Members of Walking
Together,
One more year is about to finish. A year
that was full of expectations, uncertainties, mixed feelings, etc but that at
the end has allowed to start in September an academic year back to the normal
life.
To prepare notes, to teach, to fill the
schools have been the easiest tasks. What has been much more challenging is the
re-construction of lives. A good number of our students have found themselves
alone overnight, the ghost of ebola still flies close to them, but the new hope
they can find in the schools gives them the certainty that the nightmare is
over and that life belongs to those that can face it with renewed hope.
This year we could walk along the streets
of Lunsar majestically recalling the love of Our Lady of Guadalupe towards her
children. At the end we all enjoyed the delicious food that included the meat
of two cows!! Thank you for thinking on us. As we continue thanking God for
your kindness, for walking along with us as the elder brother that holds the
hand of the little one. We pray that the
New Year will be filled with blessings. That the good Lord will reward you for
your unselfish contribution. It is through you that we experience the
Providence of God, and for your care we are thankful.
Next year the schools are for the first
time after three years having sports. These competitions bring life not only to
our schools but to the town as a whole. To see the children dressed in green,
red, blue and yellow cheering at their companions or participating in the
competitions, is an experience of the enthusiasm of the one that rejoices with
whatever little is presented to them.
On behalf of each and everyone of the
Sierra Leoneans that benefit from the feeding program, that receive help to pay
their fees, and all the assistance you send to keep our apostolate going I want
to wish you a Prosperous 2017. May all
the goodness you share with others be reflected in your life as abundant shower
of God’s mercies.
2016年12月22日木曜日
クリスマスおめでとうございます
クララ会総長 マザー マルタのクリスマスカードから
去る12月10日に会報14号をお届けしましたが、その2日後に、北海道の川嶋康裕ドクターからメールが届きました。川嶋先生は、今まで何度もアフリカ・シエラレオネを訪ねてボランティアの医療活動をして来られた方です。今回、4年振りのシエラレオネでの活動を終えて帰国されたとのことです。既に、その貴重な報告文をいただいておりますので、3月末発行の会報15号にて紹介させていただきます。下の写真は、川嶋先生がシスター エリサ地区長から預かって来てくださったクリスマス カードです。
メリークリスマス!
私どもグアダルーペ聖母学園の中学校、小学校、幼稚園のスタッフと生徒一同は、皆さまが楽しいクリスマスと新年を迎えられますように心から願っています。
そして、それと共に、“ともに歩む会”の皆様に、神様の祝福が豊かにありますようにお祈りいたします。
OLG学園 一同より
上の写真は、お土産の工芸品です。シエラレオネにはライオンやゾウなどの大きな生き物はいません。でも「蛇や蚊などはとても恐ろしくて、何年居ても好きにはなれない」と、シスター根岸がよく言っておられたのを思い出します。
近況を報告します。
会報発送の2日前、12月8日に12月の給食支援費とOLG校教育支援・奨学金を送金することができました。会報発送後、各地の教会や学校からなどの支援も続き、1月には、給食支援に加えて、職業センターの教育支援・奨学金も送金できる見通しになりました。この支援に頼って勉強に励んでいる生徒たちの期待にしっかり応えることが出来そうで大きな感謝です。
会報では、支援物資へのご協力もお願いしましたが、コンテナなどの受け入れ態勢が追いつかなくなりそうですので、しばらく休止して欲しいとの連絡がシスター吉田からありました。12月12日に第2段として21箱の荷物を発送しましたが、今後、お送りいただいた支援物資はしばらく本部で預からせていただくことになりますのでご了承ください。
シスター白幡は膝の痛みの治療中ですが、悪い方の右膝をかばっていたためか、良かった方の左膝も痛くなってしまい、主治医から外出禁止を強く命じられているそうです。クリスマスイブのミサにも行かれないかと心配でしたが、修道院でクリスマス・ミサが開かれると聞いて神に感謝しているとのことでした。そして、今は趣味でもある刺繍に打ち込んでおり、それを麻布教会のポルボロンの会の皆さんが販売して、収益金をともに歩む会に送ってくださるそうです。
皆様、どうぞ良いクリスマスと新年をお迎えください。
神様の祝福が皆様の上に豊かにありますようにお祈りいたします。
(菅野勝治郎)
2016年12月12日月曜日
会報14号掲載・アルゼンチンからの便り
“ともに歩む会 会報”の14号を掲載しました。上のメニューバーの左から2番目「会報」をクリックして、会報14号をダウンロードしてご覧になってください。過去の会報もすべてご覧になることができます。
会報発送の2日前、8日に12月の給食支援費とOLG校教育支援・奨学金を送金することができました。1月には、職業センターの教育支援・奨学金も送金できることを願っています。この支援に頼って勉強に励んでいる生徒たちの期待にしっかり応えていきたいと思います。
会報では、支援物資へのご協力もお願いしましたが、コンテナなどの受け入れ態勢が追いつかなくなりそうですので、しばらくは休止して欲しいとの連絡がシスター吉田からありました。今後、お送りいただいた支援物資はしばらく本部で預からせていただくことになりますのでご了承ください。
会報の編集終了後に、アルゼンチン・パタゴニアのミッションからお便りが届きました。今年4月に支援金10万円をお送りしましたので、その後の活動の報告です。このミッションは、御聖体の宣教クララ修道会が行っているもので、シエラレオネのOLG校とは姉妹関係にあります。“ともに歩む会”では、ここのミッションも支援の対象にしたいと願っておりましたが、昨年度、ようやく僅かですが実現しました。今年度はかなり厳しい状況ですが、支援金送金は無理であっても、心に留めて応援し続けていきたいと考えています。
パタゴニアのミッションから「ともに歩む会」の皆様にご挨拶させて頂きます。
現在、ミッションには3人のシスターがおります。
そのうちの一人は初めての現地生まれのスタッフです。
このように、我々の活動を見て一緒にやりたい人が出てきています。
これも、多くのみなさんの支援のおかげです。
色々な活動によって個々の地域の子供たちやその家族を助けています。
このあいだ10月にはスポーツ大会を行いました。
12月には、「マリア様祭り」をはじめクリスマス、お正月の集まりなど色々と企画しています。
私たちミッションの担当は広いステップに広がり、100~250人程度の小さな集落が点在するエリアです。
我々のいるシエラコロラダのセンターから2,3時間かかるところもあります。
移動はミッションの車を使い、舗装されていない土がむき出しの道を走ります。
衣類や文房具、日用品を配ります。この品物はカリタスアルヘンティーナが集めてくれます。
このような活動に使用する車関係の実費(燃料、メンテナンスなど)は重い負担になっています。子供たちが待っている遠い村まで手が回らないときもあります。
我々にはこの「足」に対する支援が大切です。今まで頂いた、かけがえのない恵みに心から感謝します。
皆様とご家族にご健康ご多幸がありますようにお祈りしています。
シスター シルビア・エレナ・ゴンザレス・ウレスティ
シエラコロラダより
Buletin nr 14 resumen en espani
A toda la Comunidad que nos apoya constantemente con sus oraciones.
les hacemos llegar nuestro profundo agradecimiento.
Boletin nr. 14
Pag 1:” Centro Vocacional Maria Ines” ,imagenes de la clase, la
directora
Hna. Maria Luz,y los alumnos escuchando atentamente su
leccion.
Patio del Jardin de Infantes “Tamagawa Shirayuri”, los ninos
jugando
con los juegos, adquiridos con la venta de los objetos
donados.
Pag 2: reporte de la Hna. Fumiko Yoshida: La Fiebre Ebola se ha erradicado
de
Lunsar, sin embargo el cierre de las minas , ha deteriorado la
situacion
economica,la mitad de los negocios del mercado se han cerrado,el
costo
de vida aumenta mas y mas, por consecuencia, hay muchos
delitos,hay
inseguridad. Por otro lado, el centro educacional OLG (nivel
Jardin de Infantes~
Secundario ) el Centro Vocacional Maria Ines, continua su obra
con mucha
energia, ahora es el periodo de examenes, tanto los alumnos cono
los maestros
estan en plena actividad.
Pag 2: (abajo) continua en pag 3, reporte de la Hna. Bernardette Shirahata:
visita
la tumba de la Hna Leticia Negishi, en el 3r. aniversario de su
fallecimiento
recordando su obra.A continuacion un reporte sobre la estadia en
Japon de la
Madre Superiora General de las Misioneras Clarisas, Hna. Martha
G. Hernandez
Marin del Campo,quien nos envia su bendicion y agradecimiento
por la obra
que realiza “Caminando Juntos”, de la que fue informada en
detalle por la
hna .Shirahata. Ultima parte de la pag 2,mensajes recibidos
sobre los desastres
naturales, oracion para prepararnos para la Navidad.
Pag 3: reporte de la enfermera Sra. Kazumi Fukuoka, sobre su estadia de dos
meses en la
clinica Milla 91 (Mile 91): S.Leona, carece de una
infraestructura en la parte salud
publica, aun en estas condiciones, es notable el trabajo que
realizan en la clinica,
la hna. doctora, las enfermeras locales,los voluntarios de
Espana e Italia, medicos, enfermeros
asistentes, todos trabajando unidos. El comedor escolar de
“Nuestra Sra. de Guadalupe”
(OLG) alivia enormemente el problema cronico de desnutricion de
los ninos, cuyo crecimiento
es lento debido a la falta de buena alimentacion, tambien
,gracias a la actividad de distribuir
alimentos de primera necesidad ,durante la epidemia de la fiebre
Ebola, se pudo evitar mayores
tragedias.
Pag 4 –5 : Charlas de la hna Bernardette Shirahata en los institutos,
Yamato Gakuen y Santa Cecilia
niveles primario y secundario, tambien los mensajes recibidos de
los alumnos.
Pag 5: reporte sobre el grupo voluntario “Polvoron” de la Iglesia Azabu,
revisando y desinfectando
paraguas e impermeables que donaron a la mision en Sierra
Leona. (polvoron es un dulce
de Espana, de harina ,manteca y azucar que se deshace
facilmente)
Pag. 6: mensajes de las personas que apoyan la obra de Caminando Juntos”, a
traves de ellos
reforzamos los vinculos de todos los miembros que nos brindan su
ayuda.
(abajo) una historia bonita sobre los ninos de un jardin de
infantes, A este jardin, un miembro
de la comision de Caminando Juntos, va todos los anos a dar una
charla sobre Sierra Leona.
Uno de los ninos, encontro una moneda de 10 yenes ( equivale a
10 centavos de dolar), en
la clase se pidio la “opinion” de los pequenitos “que hacer con
la moneda”? al final ,despues
de mucho pensar, decidieron enviar a Sierra Leona, como la mejor
opcion, realmente el valor
de la moneda, fue mucho mas grande que una donacion de
millones.
Pag. 7 : Avisos de la Comision , fecha de la proxima reunion y
otros.
Pag 8 : Fotos de la Sra. Fukuoka: arriba: Dos hermanas de Sierra Leone, en
la ceremonia de recibir los votos
(medio) distribucion de leche de acuerdo al proyecto Food
Project. (abajo) los ninos jugando
cerca de la clinica.
Profesor Katsujiro Kanno
Representante de Caminando Juntos
(version en espanol Marta Tanaka)
Bulletin No.14 of “Walking Together”
Thank you for always helping and praying
for us with a generous heart.
Here is
bulletin No.14 of “Walking Together”. The content summary is as follows.
The class at the “Maria Ines Vocational
Center” is shown in the photo on page 1. You can see how seriously the students
are listening to the principal, Sr. Maria Luz. The photo below is at the
Tamagawa/Shirayuri Kindergarten, where students are playing. Relief supplies
were sent to the school and those that were not needed at the school were sold
and the earnings there were used to purchase additional supplies such as
playground equipment.
Page 2 is a report from Sr. Yoshida Fumiko.
The ebola disease has ended, but in the town of Lunsar, the close of the mines
had a great affect and the market has shrunk. While prices have increased,
economic conditions have been tough, and therefore the town seems like it is
not safe. On the contrary, from kindergarten to high school at the OLG school,
including the Maria Ines Vocational Center, seem to be lively. Middle school
and high school students are in preparation for their upcoming tests.
From the last part of page 2 and onto page
3, is a letter from Sr. Shirahata Kazuko. She first talks about visiting the grave of Sr.
Negishi Michiko who passed away 3 years ago. She continues by talking about Martha G. Hernadez Martin del campo , Misionera
Clarisa Superiora general’s visit to Japan. Sr. Shirahata says that during
their visit, she mainly talked about the activities of Walking Together and the
Misionera seemed very pleased. She finished off by expressing her sympathy for the
natural disaster that has continued and sends her prayers for celebrating the
upcoming Christmas holiday.
From the latter half
of page 3, is a report from Fukuoka Kazumi, a nurse who volunteered for 2
months at the Mile 91 Clinic in Sierra Leone. She expressed her surprise at how
doctors and nurses were giving their best to respond to clients in a medical
environment where much is lacking, and also how energetic the Italian and
Spanish volunteers were. She also talks about how the lunch distributed daily
at the OLG School has been of great support while there are still many children
who suffer developmental delay due to the lack of food supplies, and also how
reliable and supportive the Sisters have been during the civil war and Ebola
outbreak.
Comments from
students at the Yamato Gakuen St. Cecilia Elementary/Middle/High School, where
Sr. Shirahata gave a speech, starts from the second half of page 4 and goes
onto page 5. They all reflected on their daily lives with what Sr. Shirahata
talked about.
The second half of
page 5 is an activity report about a volunteer group called the Polvoron
Committee at the Catholic Azabu Church, which sent a mass amount of umbrellas
and rain coats to Sierra Leone. The photo shows the umbrellas being inspected
and disinfected.
Letters from
supporters follow on page 6, and as usual, we feel the Walking Together bond
getting stronger every time we read these messages.
The second half of
page 6 is a report from a kindergarten. It is a story about a child who found a
10 yen coin and talked about what to do with the money with his classmates, and
eventually decided to donate to the poor children in Sierra Leone. Our staff
visits this kindergarten every year.
Page 7 is a
bulletin from the headquarters including a report from the general meeting,
support money sent, and shipment of support supplies, etc.
A photo from
Fukuoka-san (volunteer) is on page 8. The top photo shows the happy faces after
the vow of 2 Sierra Leone Sisters. The middle photo shows the village people welcoming
the food project (free milk distribution) van, the bottom photo shows smiles of
the very friendly children in the neighborhood.
Representative of
Walking Together
Katsujiro Kanno
(Translator Ayako Nokuo)
*”Polvoron” is a name of a Spanish snack
2016年11月17日木曜日
11月の便り
先のブログで「11月は、給食支援費用だけでなく、シスター吉田から要請のあった幼稚園支援費も送金したい。」と書きましたが、お蔭様で11月10日、予算額通りに送金することができました。本当に感謝です。
今、会報14号の編集に取り掛かっていますが、最近の動きを2~3報告いたします。
今、会報14号の編集に取り掛かっていますが、最近の動きを2~3報告いたします。
▼ 去る、10月29日(土)に、故・シスター根岸のお墓参りに行きました。シスターは、3年前の11月1日に天に召されました。カトリック府中墓苑にある、宣教クララ修道会のお墓に、シスター白幡初め7名の者が集いました。墓誌に刻まれた十数名のシスター方のお名前の中で、逝去日が直近の方はシスター根岸でした。
シスター白幡から、墓誌に刻まれたシスター方の生涯の簡単な紹介を伺いながら、これらの神の家族に囲まれて、シスター根岸は主のみそばで安らかに過ごしておられるのだろうと思わされました。
最期の病床でシスター根岸は次のように言われました。
「シエラレオネの子どもたちは、まだまだ貧しいのです。学校に来られない子どもも沢山います。そのような子を一人でも多く受け入れたいのです。無理でなくていいですから、これからもずっとシエラレオネを支え続けてくださいね。」
苦痛に耐えながら語るシスターの笑顔が忘れられません。
来年もまた、シスターの墓前に良い報告ができるようにとの思いを新たにしております。
シスター白幡から、墓誌に刻まれたシスター方の生涯の簡単な紹介を伺いながら、これらの神の家族に囲まれて、シスター根岸は主のみそばで安らかに過ごしておられるのだろうと思わされました。
最期の病床でシスター根岸は次のように言われました。
「シエラレオネの子どもたちは、まだまだ貧しいのです。学校に来られない子どもも沢山います。そのような子を一人でも多く受け入れたいのです。無理でなくていいですから、これからもずっとシエラレオネを支え続けてくださいね。」
苦痛に耐えながら語るシスターの笑顔が忘れられません。
来年もまた、シスターの墓前に良い報告ができるようにとの思いを新たにしております。
シスター根岸の墓参会にて
▼ 会報の13号で、今年の活動方針の一つとして「物品支援」の充実をお願いしました。お蔭様で、沢山の品々が集まりつつあります。今までお届けいただいた物で、「このような物は送れない」という物は何もありませんでした。
毎年、地域の人々に呼びかけて沢山の品物を集めて送ってくださる方から聞いたことですが、協力を呼びかける時に「ご自分がもらって嬉しいと思う物ならどんな物でも大丈夫です」とお願いしておられるそうです。お送りいただいた支援物資の品々を見ると、皆さま方の温かいお心が伝わってきます。本当にありがとうございます。
学校や教会をあげてご協力くださる所もあり、大きな力をいただいています。11月末には、今年度の第1回目を発送する予定ですが、それ以後も継続します。
発送しても現地に着くまで半年はかかるのが普通ですから、焦らずに取り組んで参ります。
毎年、地域の人々に呼びかけて沢山の品物を集めて送ってくださる方から聞いたことですが、協力を呼びかける時に「ご自分がもらって嬉しいと思う物ならどんな物でも大丈夫です」とお願いしておられるそうです。お送りいただいた支援物資の品々を見ると、皆さま方の温かいお心が伝わってきます。本当にありがとうございます。
学校や教会をあげてご協力くださる所もあり、大きな力をいただいています。11月末には、今年度の第1回目を発送する予定ですが、それ以後も継続します。
発送しても現地に着くまで半年はかかるのが普通ですから、焦らずに取り組んで参ります。
シエラレオネに送る傘を1本1本点検し、丁寧に梱包。
麻布教会ポルボロンの会の皆様
▼ 11月13日に“ともに歩む会”のウェブサイト(ホームページ)のページビュー数が40,000を超えました。1回のアクセスで複数のブログを読まれると、その数だけページビュー数にカウントされますので、ページビュー数は、アクセス数よりも多い数になるそうです。それにしても、このウェブサイトが開設されたのは、2013年12月20日ですから、丸3年を前にこれだけ多くの方々に見ていただけたことを感謝しています。
データによると、エボラウイルス感染症以来、海外からのアクセスの割合が3割を超えています。また、ブログも、新しい物だけでなく、古い記事も読まれているので驚かされます。
このウェブサイトで、私どもが「ブログ」以上に見て欲しいのは、年4回発行(掲載)の“ともに歩む会 会報”です。
データによると、エボラウイルス感染症以来、海外からのアクセスの割合が3割を超えています。また、ブログも、新しい物だけでなく、古い記事も読まれているので驚かされます。
このウェブサイトで、私どもが「ブログ」以上に見て欲しいのは、年4回発行(掲載)の“ともに歩む会 会報”です。
今まで、“会報“のメニューバーが一番右端の目立たない場所でしたので、“ブログ”の右隣に移動しました。3年間のすべての会報を開くことができますので、是非、ご覧になってください。
心配なニュース、心痛むニュースが続いています。
北の方からどんどん寒さも押し寄せてくるようです。
皆様のご健康が守られ、祝福が豊かにありますようにお祈りいたします。 (菅野勝治郎)
2016年10月24日月曜日
シスター吉田からの便り(10月)
▼ 久しぶりにシスター吉田からメールをいただきました。相変わらず東奔西走の忙しさのようですが「ちゃんと生きています」との書き出しの短いメールでした。
「ランドセルが届きました」との知らせもありました。これは、私が通う教会の教会学校の中学生が、小学生の時に大事に使ったランドセルをシエラレオネの子どもに使ってもらえるだろうかと、友だちの物と一緒に届けてくれた物です。シエラレオネの子がランドセルを背負っている写真は見たことがないと思いましたが、シスターに問い合わせたら「送ってくれたら喜んで使う」とのことでしたので、2つのランドセルの中に筆記用具などをぎっしり詰めて送りました。
幼稚園のシスターがとても喜んで、「ランドセルは、一番頑張った子どもへのクリスマスプレゼントにする」と言っておられるそうです。
また、シスター白幡が急に抜けてしまった幼稚園も、ようやく軌道に乗り、体育や音楽、宗教の時間などもしっかり行われるようになったそうで、今は10月のロサリオの月ですので、幼稚園児も毎朝の朝礼でロサリオを祈っているそうです。
▼ また、シスター吉田からのメールに「支援金を送る場合に、幼稚園の支援から送金してください。なぜなら、幼稚園の運営は完全に“ともに歩む会”の支援に頼っているからです。」と書いてあり、驚きました。9月と10月の送金は給食支援費(90万円)だけで、教育支援や多目的支援等を送ることはできませんでした。
現在は、11月の給食支援費を送るだけの残金しかありませんが、幼稚園支援の予算は50万円ですから、全額でなくても、できるだけ早く送れるようにしたいと思います。
また、OLG校やMI校の教育支援(奨学金)も、それを当てにして進学を志している生徒たちを失望させることのないようにしたいと願っています。毎年、クリスマスの時期には学校や教会様初め、他の月より多くの方々が支援金をお送りくださいますので、今年も期待しています。
▼ 在シエラレオネ日本国大使館(在ガーナ日本国大使館が兼轄)のホームページによりますと、エボラ出血熱は、必ずしも出血を伴わない場合もあるため、エボラウイルス感染症と呼ばれるようになったそうです。2015年11月にWHOから終息宣言が出されましたが、その後も発生例があり、引き続き感染予防に万全の取り組みを進めているそうです。
お願い
このブログをお読みの方で、シエラレオネへの支援をお考えの方は、メニューバーの“Q&A”を開いてご覧になってください。送金方法などが記載されています。どうぞよろしくお願いいたします。
(代表 菅野勝治郎)
「ランドセルが届きました」との知らせもありました。これは、私が通う教会の教会学校の中学生が、小学生の時に大事に使ったランドセルをシエラレオネの子どもに使ってもらえるだろうかと、友だちの物と一緒に届けてくれた物です。シエラレオネの子がランドセルを背負っている写真は見たことがないと思いましたが、シスターに問い合わせたら「送ってくれたら喜んで使う」とのことでしたので、2つのランドセルの中に筆記用具などをぎっしり詰めて送りました。
幼稚園のシスターがとても喜んで、「ランドセルは、一番頑張った子どもへのクリスマスプレゼントにする」と言っておられるそうです。
また、シスター白幡が急に抜けてしまった幼稚園も、ようやく軌道に乗り、体育や音楽、宗教の時間などもしっかり行われるようになったそうで、今は10月のロサリオの月ですので、幼稚園児も毎朝の朝礼でロサリオを祈っているそうです。
▼ また、シスター吉田からのメールに「支援金を送る場合に、幼稚園の支援から送金してください。なぜなら、幼稚園の運営は完全に“ともに歩む会”の支援に頼っているからです。」と書いてあり、驚きました。9月と10月の送金は給食支援費(90万円)だけで、教育支援や多目的支援等を送ることはできませんでした。
現在は、11月の給食支援費を送るだけの残金しかありませんが、幼稚園支援の予算は50万円ですから、全額でなくても、できるだけ早く送れるようにしたいと思います。
また、OLG校やMI校の教育支援(奨学金)も、それを当てにして進学を志している生徒たちを失望させることのないようにしたいと願っています。毎年、クリスマスの時期には学校や教会様初め、他の月より多くの方々が支援金をお送りくださいますので、今年も期待しています。
▼ 在シエラレオネ日本国大使館(在ガーナ日本国大使館が兼轄)のホームページによりますと、エボラ出血熱は、必ずしも出血を伴わない場合もあるため、エボラウイルス感染症と呼ばれるようになったそうです。2015年11月にWHOから終息宣言が出されましたが、その後も発生例があり、引き続き感染予防に万全の取り組みを進めているそうです。
お願い
このブログをお読みの方で、シエラレオネへの支援をお考えの方は、メニューバーの“Q&A”を開いてご覧になってください。送金方法などが記載されています。どうぞよろしくお願いいたします。
(代表 菅野勝治郎)
2016年10月3日月曜日
シエラレオネでの結婚式の一コマ
会報13号に寄稿くださいました藤井千江美さんから、追加説明のメールをいただきました。
興味深く読ませていただいたので、このブログにも紹介します。
「お父さんはイスラム教徒、お母さんはキリスト教徒、娘さんはキリスト教徒、結婚相手とご両親はイスラム教徒。さてさて・・・どちらの宗教での結婚式になるのか、私は興味津々でした。
女性棟では、皆さん写真撮影と雑談に大忙し。花嫁の母親は、「だからイスラム教の結婚式って嫌だったのよ」って、文句タラタラ。因みに大きな白メガネをかけているのがお母さん。その後一度解散して、夕方から深夜まで盛大に飲め!踊れ!歌え!の西洋式パーティーが行われました。
シエラレオネそしてブルキナファソも、宗教に関しては結構寛大です。
興味深く読ませていただいたので、このブログにも紹介します。
・・・今回字数と他の内容になかなか合わず書くことができなかったのですが、読者の方から「なぜモスクで肌を露出したウエディングドレスを花嫁さんが着ているの?」って疑問を持つ方がいらっしゃるかも知れませんので、少しご説明をさせて頂きますね。
「お父さんはイスラム教徒、お母さんはキリスト教徒、娘さんはキリスト教徒、結婚相手とご両親はイスラム教徒。さてさて・・・どちらの宗教での結婚式になるのか、私は興味津々でした。
結婚式当日、まずはモスクで結婚式。本人たちも招待客も男女別々の建物へ。モスク内では私もできるだけ肌の露出を避けるように写真の通り・・・しかし花嫁さんは肌をしっかりと露出したウエディングドレスで登場!これには、びっくりしました。挙式時間1時間。スピーカーからイスラムのお祈りや言葉が聞こえましたが、花婿を含む男性たちが何をしているのか全く見えず…
女性棟では、皆さん写真撮影と雑談に大忙し。花嫁の母親は、「だからイスラム教の結婚式って嫌だったのよ」って、文句タラタラ。因みに大きな白メガネをかけているのがお母さん。その後一度解散して、夕方から深夜まで盛大に飲め!踊れ!歌え!の西洋式パーティーが行われました。
シエラレオネそしてブルキナファソも、宗教に関しては結構寛大です。
藤井 千江美
訂正:会報13号に誤記がありました。
1ページ目の左側の写真、看護大学を卒業した奨学生の名前は、ジェノバさんではなく、ジェネバさんでした。お詫びして訂正します。
訂正:会報13号に誤記がありました。
1ページ目の左側の写真、看護大学を卒業した奨学生の名前は、ジェノバさんではなく、ジェネバさんでした。お詫びして訂正します。
2016年9月24日土曜日
会報13号を掲載しました。Sr.エリサ地区長とSr.吉田からの便り
会報の13号を掲載しました。
今回は、シスター吉田が悪性の風邪に罹り、会報の入稿日に原稿が届きました。会報では別刷りを同封しましたが、以下がシスターエリサ パデイーシャ地区長とシスター吉田からの報告文です。シスター吉田は、今はもうすっかり元気になられて「また、毎日走っています。」とのメールが入りました。
この文の下に、英語とスペイン語の要約も掲載されています。
シエラレオネ・ルンサから 2016年9月4日
宣教クララ修道会シエラレオネ地区
地区長 シスターエリサ パディージャ
信じられない時の流れの速さ、今年も又、年度末を迎えています。 聖ペトロが、主キリストに向かって言った「あなたのみ名に信頼して網を打ちましょう。」との言葉を、私は、何回も繰り返しています。なぜなら、人々の必要と期待は、わたしたちの活動にかける希望となり、人々に私たち自身をささげるのに十分な原動力となります。しかし、どのようにして人々の期待に応えられるのでしょうか。それは、皆様一人ひとりからいただくご支援によって可能となります。今年度も、以下の通り報告いたします。
◆ 給食支援。例年の通り給食支援は、皆様から頂く最大の支援です。今年度は、総額990 万円で、幼稚園と小学校の給食に必要なすべての材料・お米、野菜、豆類、調味料、魚、トマトペーストなどの購入に当てられました。中学部は、遠距離通学の村からの生徒で、(通学時間は最低でも2時間、長い生徒は4時間以上かかっています。)約30名が給食プログラムに入っています。この生徒たちのために、ルンサに住めるよう教員宿舎の空いているところを準備し、週末だけ村に戻ります。勉強時間が十分に取れるようになりましたので、もちろん成績は、驚くほど良くなりました。
◆ OLG校の多目的支援。100万円。今年度は、主に学園の施設の整備に出費しました。特に、図書室の整備。これにより、自慢できる程の、生徒に貸し出しできる教科書を備えることが出来ました。もう一つは、コンピュータクラスです。卒業すると、大学生になっても、就職しても直ぐにコンピュータが必要な時代ですので、特に高校生のコンピュータクラスは、重要です。
MI校の多目的支援、100万円。Sr.Leticia Legacyの制作費用に使いました。これは、シスター根岸の記念のステッカーを貼って、ガラ(ろうけつ染の一種)布や人形、小物他を作り、外国からの訪問者にお土産として販売します。一部は、卒業生のアイサタ カビアさんが経営する空港のお店にも出しています。
◆ 教育支援・奨学金、100万円。今年度は、エボラ災害の影響で延期されていた学年の卒業試験も重なり、神の聖ヨハネ会看護学校から、ジェネバ カビアが卒業して、マイル91のクリニックで看護師として働きます。マグダレン ビマベは、マケニ大学家政学科を卒業し、OLG校の先生になる予定です。ハワナツ カマラは、マケニポリテクニック教員過程を卒業しOLG校で教える予定です。ラワマツコロマはマケニ大学を卒業しました。他に、看護学校2名、ンジャラ国立大学公衆衛生学科1名、ホーラーベイ大学・フリータウン1名、マケニ大学4名の奨学生が勉強を続けます。
MI校も、100万円の支援を受けました。特に職業センターの10名は、全額支給の奨学生です。途中からの奨学支援15名が追加されました。鉱山の閉鎖が長引き、家族に収入がなくなってしまい、学費が払えなくなってしまった生徒たちです。それと卒業国家試験の自習費用は、受験生全員に援助しました。この卒業試験は、国レベルですので重要ですが、普通の授業料のほかに追加で支払わなければなりませんので、学生にとっては支払いが困難です。合格すればそれぞれのコースの資格証明書が得られ、就職に有利になります。こうして、少しずつですが、女性の尊厳と誇りを高める助けとなっています。
◆ 玉川白百合幼稚園もお陰様で毎年収容しきれない程入園希望者が殺到しています。現在、278名の園児が、毎日元気に登園して来ます。今年は、トイレの補修、遊具の整備、教室の家具と机・椅子の補修、教室入り口のドアーの補修、窓の補修に、60万円を当てました。長年補修をしていませんでしたので、窓もドアーも随分穴が開いていましたので、板を張り替え、ペンキで仕上げをすると、ずいぶんきれいになりました。
また指定支援金でいただいた30万円で、各校舎の屋根の補修(塗装)を行いました。
◆ エボラ孤児支援・100万円。先学期は、エボラ災害の最後の痕跡が残された年でありました。1月から新学期が始まり、実質授業は6月まで、何とかして遅れている授業を回復する試みの期間でもありました。少なくない数の生徒が、まだエボラ災害の影響から抜け出していませんので、私たちは、これらの生徒に同伴するよう努め、それは心理的ケアだけでなく、経済的ケアも合わせてしています。この支援は、OLG・MI両校におよびます。鉱山の仕事によって多くの家庭が経済的に安定してきたのですが、エボラ災害に伴う鉱山閉鎖は、経済的に後戻りとなり、多くの家庭は空の手で生活することとなってしまいました。皆様からの御支援で、エボラ孤児だけでなく、エボラ遺児などにも物心両面の支援を続けていけます。
◆ 医療支援・50万円。生徒たちの健康を保つこと、これも、もう一つのチャレンジです。今年度は、下記のような重病の生徒の支援をしました。
♥ ローズ メリー カヌは、6か月以上卵巣がんと闘いました。命を助けるために3回の手術を受けました。しかし、多くの地元の人々は家で亡くなるのですが、ローズメリーも自分の家で静かに眠るように息を引き取りました。
♥ ビルキス カマラは、高校最終学年の4年生で、今西アフリカ共通卒業試験を受けていますが、肝炎で苦しんでいます。顔色は黄色です。
♥ アイシャツ カマラも高校最終学年で、今、西アフリカ共通卒業試験を受けています。自分の未来に全力でチャレンジしていますが、病院の医師団は、生き延びる希望を保証しません。彼女の心臓は、いつでも鼓動するのを止める状態です。アイシャツも自分の状態を知っています。その発作が来ると、アイシャツは、「私を死なせないで!」と一言叫びます。私たちも度々お見舞いし、希望を失わないよう一緒に祈ります。
皆様からのご支援で可能になったほんのいくつかの症例を書きました。死の現実が日常茶飯事のように、そこかしこに転がっている所で、人々に希望を示し続けるには、信仰と勇気、そして、皆さんのように、私たちに支援の手を伸べてくださる友人たちが必要です。
◆ クリスマスランチ・254,500円。通常ですと1学期の修了式とグアダルッペ祭を兼ねて、ルンサの町中をうたいながら行進するのですが、今年はまだエボラ災害が完全に終息していませんでしたので、行進の許可が出ませんでした。しかし、ミサに与り、その後それぞれの教室に戻り、おいしい「一皿」を楽しみました。
皆様がお示しくださる親近感、関心、また私たちに信頼して任せてくださることに対し、この地で働くシスター達、神父様たち、また私たちと一緒に働いている人々全員で、特別な感謝「ARIGATO GOZAIMASU!」を申し上げます。皆様からの経済的支援は、ここの人々の苦痛を和らげ、教育を向上させるための手段これらの為に最後の1円までも使っているという事を信じていただければ幸いです。最後に一言、「BIG BROTHER」になってくださりありがとうございます。
神様だけがお与えくださる正当な報いと祝福を、皆様の上にお祈りいたします。
(BIG BROTHERの表現は、アフリカ地区で良く使われる表現で、家族全員の面倒をみる長男、お兄さん、と言うような意味です。)
「ご無沙汰しました」 2016年9月8日
宣教クララ修道会
シスター吉田富美子
日本から戻り、早3か月。毎日、時間の後を追いかけて、息を切らせながら走っているような日々です。
ともに歩む会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありません。今年の夏の自然災害、世界中でいろいろ起こっていますが、日本の台風被害は、ちょっと信じられないような光景ですね。会員の皆様の中にも被災された方もおありでしょうか。1日も早い復興をお祈りしています。
9月13日から、やっと正常の時間割で新学期が始まります。あと1週間ですので、今週は中1の入学試験が木曜日にあります。小学校卒業試験で270点以上ですとOLG校に願書を出すことが出来、学園の選抜試験を受けることが出来ます。先生も職員も、それに奨学金を受けている大学生もお手伝いに来て、明日は一日中、大勢の志願者で中学校の校庭はいっぱいになります。今年は、幸いにOLG小学校の卒業試験の結果がかなり良かったので、ほとんどの生徒が中学部に入学できそうだ、と言っていますが、どうでしょうか。エリサ校長は、「1点足りなくてもだめ、心を鬼にして選抜に当たる」そうです。今週中に、進級試験の結果が出ていない高1を除いて、全学年の受付が行われます。
高校4年生の西アフリカ共通卒業試験は、それぞれのセンター校で9月いっぱい実施されています。
OLG校の生徒は、隣のムリアルド高校がセンターに当てられていますので、家政科の実習以外は、ムリアルド高校に行って試験を受けています。
さて、ルンサですが、相変わらず、と申し上げたいのですが、町の状況は、日に日に悪くなっています。市場の商店も半分くらい閉まっています。鉱山閉鎖に伴い、36000人位あった人口は、15000人位(地元の人だけ)まで落ちていますので、買い物をする人が極端に減ってしまい、商売が成り立たないのが現状です。私たちも、多少なりとも地元の人の助けになればと、特に給食の買い物は、なるべくルンサの市場から買うようにしています。
もう一つの問題は、盗みが増えていることです。2日前にも中学校の校長室の窓が開けられましたが、幸い窓の近くには何も置いてありませんので、被害はありませんでした。今週は、新学期が13日から始まりますので、毎日各学年ごとに授業料を払いに来ます。きっちり2時には受付を終わらせ、集めたお金は、真っすぐ銀行に入金に行っています。何年か前に小学校と幼稚園の授業料、ほぼ1年分盗まれたことがありましたので、今は、現金は学校にも修道院にも置かないことにしています。「盗む」という事に関しては、悪いことをしているという意識が薄いようです。人のものには手を出さない。道端に落ちていた物を拾っても自分の物にしない、等など、幼いころからの躾け、教育が足りないようです。
あと何年かかるしょうか? このルンサで、子どもが道端で拾ったお金を、「シスター、道でお金を拾った、どうすればいい。」と尋ねてくるようになるのに。
同じ人間性を持っているのならば、このルンサの子どもも、日本の子どもと同じ資質を持っているはず。持っている資質が輝くには、輝けるように磨いてあげなければならないでしょう。それが教育でしょうね。その日が来るよう、皆様の御支援に支えられ、気を引き締めて子供たちの教育にまい進したいと思います。
新しくできた幼稚園のお手洗いにびっくりする園児たち
buletin nr 13 resumen en espanol
Hermanas
Misioneras Clarisas del Santisimo Sacramento
En
primer lugar les agradecemos sus oraciones por el bienestar y el
progreso
de “Caminando Juntos”
En
este Boletin nr 13, lamentablemente,los mensajes de la Superiora
Regional
de Sierra Leona Hermana Elisa Padilla, y el de la Hermana
F.Yoshida,
estan impresos en la parte de atras del informe economico,
y
no en la pagina central del boletin, como siempre, debido a que no
llegaron
a tiempo a causa de problemas de salud y del mal funcionamiento
de
la computadora.
Pag.
1 foto izquierda: La srta. Jeneba Kabia, egresada de la escuela OGL, se graduo
de enfermera, con la ayuda de la beca de “Caminando Juntos”
derecha: voluntario de Italia, jugando con los ninos de la esscuela primaria
(vacacion de verano)
Informe del reprentante de Caminando Juntos, Prof Katsujiro Kanno, sobre
las actividades del 2016, agradecemos mucho la ayuda de nuestros colaboradores
y sobre el presupuesto del 2017, que es un poco menos que el del 2016.
Pag
3 Mensaje de la Hermana Shirahata, en rehabilitacion de la rodilla, siempre
mantiene
la esperanza de regresar a Sierra Leona.
Mensaje de la hermana Mari Luz del Centro Vocacional Maria Ines, sobre las
actividades
del centro
Pag
4 Hna. Shirahata visita al colegio Tamagawa Gakuen
Pag.
5 Mensajes de nuestros colaboradores y donantes , enviados de todas partes del
Japon.
Para las personas que lean la version en espanol, tambien les pedimos, que nos
escriban
y nos envien sus comentarios ya sea en espanol o en japones.
Pag.6
informe del Sr. Tsubasa Hori, estudiante de 2ndo ano de medicina, sobre su
estadia en S.
Leona. En la clinica Mile 91. cada dia asisten unos 70 pacientes,la mayoria
padece de malaria,
tambien tifus, mujeres embarazadas, una amplia gama de consultas se realizan en
la clinica.
En el futuro, una vez recibido de medico, el Sr. Hori, desearia colaborar en
una clinica como
esta.
Pag.7
informe de la Sra. Chieko Fuji (Enfermera)
(especialista de JICA, en el proyecto de Salud Publica, para la region Oeste de
Africa)
detalla el estado actual de los paises que sufrieron la fiebre Ebola, las consecuencias
los huerfanos, su cuidado y el problema de discriminacion que sufren los
ex-pacientes,
tambien ,como poco a poco ,la vida vuelve a la normalidad.
foto: la salita de consultas medicas ,al lado la tienda provisoria para lavarse
e higienizarse
las manos.
Pag
8 fotos Izquierda ,contribucion sr Hori. derecha,contribucion sra. Fuji
izquierda arriba : hermana Elisa, hermana Yoshida, sr. Hori
medio: pacientes ,esperando desde la manana temprano ,en la clinica
abajo: hermana doctora(arrodillada) ,voluntarios de Japon,Italia
derecha arriba: pacientes,recuperados de la fiebre Ebola, en el centro
vocacional
centro: rio ,cerca de la frontera con Guinea, alli la gente se bana, lava la
ropa
abajo: Sierra Leona (sector Gambia) boda en una mezquita, la novia es catolica
el novio es musulman. la sra Fuji ,a lado de la novia
Informe
en impreso aparte:
Izquierda:
mensaje de la Superiora General Hermana Elisa sobre el uso dado
al presupuesto enviado por Caminando Juntos. todo el informe con
detalles de las actividades, nos agradece mucho.
derecha
: informe de la Hna. Yoshida. Ingreso al curso superior, estado actual de
Lunsar: a causa de la fiebre Ebola, el cierre de la compania inglesa de
mineria, a dejado a 36.000 obreros sin trabajo, solo quedan 15.000 , la
delincuencia
ha aumentado, el centro comercial, esta practicamente parado, es una mala
influencia
para los ninos, nos preocupa muchisimo su crecimiento en estas circunstancias y
ahora
mas que nuca, pondremos nuestros esfuerzos en la educacion de los jovenes y
ninos.
Profesor
Katsujiro Kanno
Representante
de Caminando Juntos
(version
en espanol Marta Tanaka)
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