2016年10月3日月曜日

シエラレオネでの結婚式の一コマ

会報13号に寄稿くださいました藤井千江美さんから、追加説明のメールをいただきました。
興味深く読ませていただいたので、このブログにも紹介します。
 
 
 
・・・今回字数と他の内容になかなか合わず書くことができなかったのですが、読者の方から「なぜモスクで肌を露出したウエディングドレスを花嫁さんが着ているの?」って疑問を持つ方がいらっしゃるかも知れませんので、少しご説明をさせて頂きますね。

「お父さんはイスラム教徒、お母さんはキリスト教徒、娘さんはキリスト教徒、結婚相手とご両親はイスラム教徒。さてさて・・・どちらの宗教での結婚式になるのか、私は興味津々でした。
 
結婚式当日、まずはモスクで結婚式。本人たちも招待客も男女別々の建物へ。モスク内では私もできるだけ肌の露出を避けるように写真の通り・・・しかし花嫁さんは肌をしっかりと露出したウエディングドレスで登場!これには、びっくりしました。挙式時間1時間。スピーカーからイスラムのお祈りや言葉が聞こえましたが、花婿を含む男性たちが何をしているのか全く見えず…

女性棟では、皆さん写真撮影と雑談に大忙し。花嫁の母親は、「だからイスラム教の結婚式って嫌だったのよ」って、文句タラタラ。因みに大きな白メガネをかけているのがお母さん。その後一度解散して、夕方から深夜まで盛大に飲め!踊れ!歌え!の西洋式パーティーが行われました。

シエラレオネそしてブルキナファソも、宗教に関しては結構寛大です。                          
                                                                         藤井 千江美

訂正:会報13号に誤記がありました。
      1ページ目の左側の写真、看護大学を卒業した奨学生の名前は、ジェノバさんではなく、ジェネバさんでした。お詫びして訂正します。