2014年8月2日土曜日

お祈りください

 西アフリカのエボラ出血熱の報道が日に日に多くなっています。
 シスター吉田に現地の様子を聞いて見ると、状況が急速に悪化しているということではなく、ようやく国民や政府関係者が目覚めさせられて、騒ぎが大きくなってきたという印象だそうです。

 今までは、正しい情報が無かったために、エボラ出血熱の家族を隠したり、密かに葬ったりすることが続き、そのために感染が広がったとも考えられています。ですから、騒ぎが大きくなったことは、ある意味では大きな前進になると思われます。

 インターネットの情報ですと、シエラレオネで始めからエボラ出血熱の治療に専念して来られた医者が、エボラ出血熱に感染して亡くなったという報道もありました。人口500万人のシエラレオネで、専門の歯医者はわずか10人と聞いたことがあります。そのことから考えても、一人の医者の死は想像を超える大きな痛手であり、現地の人々の悲しみや恐怖は計り知れないものがあると思います。

 OLGのあるルンサの地方では感染者がいないからと、安心しているわけにはいきません。
 シスター吉田のメールにも、「お祈り、よろしくお願いします。」とありました。お互い、自分の事として祈り続けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

           ともに歩む会代表 菅野勝治郎