2014年8月19日火曜日

年度末にあたり、匿名の支援者の皆様へ

ともに歩む会では、現地校の学制に合わせて年度の始まりを9月1日にしています。ですから、8月末は年度末ということになります。その年度末ぎりぎりの8月18日、8月分の給食支援費と、OLG校に隣接するRC男子小学校への給食支援費を送金することができました。
昨年の9月、「ともに歩む会」が発足した当初の願いは、「少なくても、OLG校への月々の給食支援費だけは送り続けたい」ということでした。可能ならば、と予算化した多目的支援や教育支援(奨学金)も目標通りに送金できたのですから、皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

         RC男子小学校の給食風景

過日、見覚えのある筆跡の方から支援金をお送りいただきました。この方は、「手を貸す運動」の時から定期的に送金してくださった方ですが、どういう訳か、記されている住所や氏名は架空のものなのです。手を貸す運動が突如終結し「ともに歩む会」が発足してからは、その方からの支援もストップしていました。こちらから、その間の事情をお知らせすることもできず、申し訳なく思っておりましたが、Webサイトででも情報を入手されたのでしょうか、「困っている人々のために役立ててください」という以前と変わらないメッセージを添えて送金してくださいました。感激しつつ受け取らせていただきました。
その他にも、匿名の献金をいただくことが時々あります。ある教会の会計さんからは「教会の献金かごの中に入っていたもので、どなたからの献金かは分かりません」と言って「シエラレオネのために」と記された封筒を手渡されます。また、郵便振替でお送りくださる方の中にも、住所を書かずに送られる方がありますので、その方にも領収証や短報を送ることができずにおります。

また、中には、振込用紙に「領収証等は不要」と書いて送ってくださる方もあります。
私どもとしては、是非、領収証や短報をお送りしたいと思うのですが、切手代を少しでも節約して欲しいとのご配慮のためと、感謝して受け止めております。
また、支援をしていることを家族には知られたくないという事情で「領収書不要」と書かれる方もをおられるようで、そのようにまでしてご協力くださることに深く感謝しています。
支援金をお送りいただくだけなく、短報等によってお互いの理解が深まり、気持ちが通じ合うこともまた大きな力になっていることも日々に実感しています。匿名の方々が、このWebサイトをご覧いただいていることを切に願っております。



 他の様々なボランティア団体の会報等を見ますと、支援者一覧表があり、支援者名や支援金額を掲載している団体が多いように思います。「ともに歩む会」のスタッフ会でも何度かその是非を検討しましたが、やはり従来通り、毎年度末に
支援者お一人おひとりの1年間の支援金送金額をお知らせすることのみとさせていただくことにしております。どうぞ、ご了承ください。9月末発送予定の会報5号にその報告書を同封いたします。

            下校後、制服をぬいで裸足で野山を駆け回る子ども達   

                ともに歩む会 代表 菅野勝治郎