9月11日に“ともに歩む会”の本部総会が開催されました。本年はコロナ感染防止のために、出席人数を7人に絞っての開催でしたが、事前に詳細な資料を提示し、22名の委員全員からそれについての意見をお聞きしての開催でした。その内容につきましては今月25日に発行します会報33号でご報告いたします。
会報では、恒例に従って代表から「2021年度を振り返って」という総括文を書かせていただきました。その冒頭には「繰り返される奇跡」とあります。ここ数年、毎年のように「奇跡」という言葉を用いていて、語彙力の乏しさを恥じますし、「去年よりも支援金の集まりが少なかったのになぜ奇跡なの?」と問われるかもしれません。しかし、コロナ禍の更なる厳しさの中で一千万円を超えるの皆様の善意をシエラレオネに届けることができたのは、去年にも勝る大きな奇跡であったと思います。
総会に際して、事前に委員の方々から多数の意見を寄せていただきました。それを読ませていただいて、それ以外にも様々な奇跡があったことを知らされました。私は支援活動の中心である支援金の集まり具合だけを見て奇跡!奇跡!!と言っていましたが、次のような意見もいただきました。
「創刊以来、会報が一度も休刊することなく、発行できたのは奇跡だと思います。」
会報のはじめの構想では4ページで編集する予定だったのですが、シスター根岸追悼の記事などで8ページになり、それがずっと続いています。毎号貴重な寄稿文をお寄せいただきました。支援者の皆様からの「声」欄も、スペースの関係で沢山の素敵なお便りを割愛させていただきました。
「コロナ禍の中でのコンサートの実現も、パンデミックで行方不明になりかけた支援物資が無事に戻り、しかもグッドリチさんのコンテナに積まれて現地に届けられたことなど、奇跡の連続でしたね。」
「皆様が忌憚なく意見を伝え合う中で、いつも建設的な、かつ現実的な話し合いがなされていくことに神様の恵みと「奇跡」を感じますが、それもまた、皆様のお働きが神様によって、信頼されていらっしゃるからだと、いつも感謝しております。」
21年度の最後の送金は8月末で、繰越金は20万円を残すだけでした。そのため、9月の給食支援費を9月中に送金できるかどうか非常に危ぶまれていましたが、本日、36万円もの沢山の支援金をいただきました。これで、2週間後の28日には9月分の給食支援費を送金できます。
今年度も奇跡のスタートです。感謝があふれます。昨日、シスター白幡からお元気なメールが届きました。皆様のご健康が守られます様にお祈りします。 (菅野勝治郎)