2024年9月28日土曜日

会報45号を掲載しました。 2023年度を振り返って


 会報45号を掲載しました。上のメニューバーの「会報」をクリックし、45号をダウンロードしてご覧になってください。また、この会報には別刷り資料として、2024年度の会計報告や代表からの「2024年度を振り返って」が挿入しされています。ここで「2024年度を振り返って」を紹介します。


2024 年度(23 年9月~24 年8月)を振り返って

    ともに歩む会代表 菅野勝治郎

初心を忘れずに

昨年は、“ともに歩む会”の設立10周年を感謝し、今年は11年目の年でした。新しい年度の予算以外には特別に年度目標などは設けずに、愚直に一歩一歩、シエラレオネの子ども達とともに、シスター方とともに、支援者の皆様とともに歩んだ1年間でした。そして、その歩みは今までになく重いものであったように実感しています。その最大の要因は、シスター白幡の体調が勝れず、2月の初めからずっとマイル91クリニックでの療養生活を続けておられることにあります。主な病状は胃腸の不調と腰の痛みのようです。何も食べられない、食べても直ぐに戻してしまう、下痢が続く・・・というようなことのようで、8月には首都フリータウンの専門医に診てもらい、胃カメラによる検査では特に異常は無かったそうです。そんな中で、シスター白幡からの便りには、“シスターアドリアナ(前地区長)がとても親切に看護してくださるので、苦しさに耐えることができます。感謝します。”と記されています。

シスター白幡の入院と時を同じくして、シスター白幡を直接お世話くださる幼稚園長のシスターエスメラルダが病気療養のために母国メキシコに帰られ、そこで新たな病気が見つかって手術を繰り返しておられるようで、母国での療養生活が続いています。シスター白幡は「シスターエスメラルダが戻って来てくれれば、私も一緒にルンサに戻れる」と楽しみに待っています。その日が1日も早く来ることを祈り待ちたいと思います。

この間、シスター白幡の体調とともに不調であったのがシスター白幡のコンピュータです。何度か、コンピュータの調子が悪い、直してもらっても直ぐに使えなくなる、日本からコンピュータを送って欲しいと要望がありました。まったくメールのやりとりができなくなった訳ではなく、時々、短いメールをいただきますが、ローマ字表記と英文、日本文などが混じった文で100%は読み解くことができないのが実情です。私どもとしても、シスター白幡からのメールが途絶えては活動が立ち行かなくなりますので、何とかお届けしたいと願っていました。船便はストップしており、航空便でも確かに届く当てがありませんので困っていましたが、現地で農業技術の指導に携わっておられる君島崇様が、来春携行くださると申し出てくださいました。

シエラレオネで使うのに、どのようなコンピュータが最適なのかシスター吉田とシスター鴨井地区長にアドバイスを求めたところ、シエラレオネの環境を考えたら、高齢のシスター白幡が現地で日常的にコンピュータを使うのは無理があると思う。シスター白幡がコンピュータを使わずにコミュニケーションを取る道を求めた方がよい時が来ている。地区長を通してシスター白幡の気持ちを伝えてもらうようにしてはどうか・・・との提案をいただきました。(会報44号はそのような形になっています。)

シスター根岸がお元気な頃「シスター白幡にもコンピュータを使うように何度勧めても『私はそういう物は使えない』とかたくなに拒んでいる。」と言われていたことを考えると、会報にも毎回長文の原稿をメールで送り続けてくださるシスター白幡のご苦労は大変なものであったと思わされます。メールの発信は無理としても、こちらからの情報(会報や短報など)は読んで欲しいと思いますので、君島様のご厚意に感謝して甘えさせていただきます。

1年のまとめの報告が重苦しいものになってしまいましたことをお許しください。

“ともに歩む会”がスタートした直後に召されたシスター根岸を偲ぶ会で、当時の日本地区長であったシスター・アンヘレス・トーレスが「・・・今回、皆様がやろうとしていることは、とても素晴らしいことです。将来の子ども達のことを考えると素晴らしいことですが、困難がなければ本物ではありません。皆様には何でもおできになる全能の神様がついています。

困難な時にも『いいです。何とかなります。イエス様がついているから』というシスター根岸のあの微笑みが、あの声が、あの顔がいつも私たちから離れません・・・」と言われました。(会報2号より)

 この初心を忘れずに、困難の真っただ中にあって感謝しつつ頑張っ               ておられるシスター白幡とともに歩み続けたいと思います。

105%の支援金送金額

 24年度の支援金送金額は約994万円(物品援助費37,251円含む)で、予算942万円に対して105%の達成率でした。殆どの項目が100%強で目標を達成しており、マイル91クリニック支援費は2万円の予算に対して20万円の送金ができました。8月初めの送金予約時に支援金残高が160万円ありましたので実現しました。言うまでも無く、シスター白幡が大変お世話になった感謝を込めてのマイル91クリニック支援です。

 ちなみに、1年間の支援金入金額は約1053万円で、104%の達成率です。

これだけを見ると財政的に大満足の1年間でしたが、昨年度は支援金入金額が予算の90%であったために、今年度はかなり縮小した予算(給食支援費の月額70万円を60万円に減額等)にした結果であり、手放しで喜べるものではありません。


 それにしても、物価高騰に苦しむ今年も1000万円を超える支援金をお寄せいただいたことは、ただただ感謝あるのみです。本当にありがとうございました。年度末という事で総額の数字が中心の考察になってしまいましたが、お一人おひとり、1回1回の貴いご送金に改めて深く感謝いたします。

新地区長の活躍

 今年度から現地ではシエラレオネ人でOLG校の出身でもあるシスター・ジョセフィン・カマラが地区長に就任されました。最高齢のシスター白幡が長期の入院生活になり、会計主任でもあるシスター エスメラルダ幼稚園長の長期帰国で、どんなにかご苦労の多い事かと思いますが、こちらからの要望にしっかりと対応していただき、感謝しています。 会報44号には、奨学生のカディアツ・M・カルクボさんとアダムセイ・S・カマラさんが無事に大学を卒業した喜びの声が載っていますが、この裏には大きな緊張がありました。シスター白幡から「奨学生で行方の分からない学生がいる」との知らせを受けた私どもは、実情はどうなっているのか、送った奨学金が有効に用いられないのなら、奨学金支援は考え直さなければならない・・・と善処を求めました。地区長はことの重大さを認識して調査してくれましたが、やはり、行方は掴めない、今の若者は海外からの誘いがあるとさっさとそちらに行ってしまう傾向があり、大きな問題になっているが、あきらめずに調査を続けるとの返事がありました。その後しばらくして二人は無事に大学を卒業していたことが判明し、会報に掲載したような報告文が寄せられました。どのような経緯であったのかは追及しませんでしたが、ジョセフィン地区長が責任を持って調査し、学生を指導された様子は強く感じ取れました。

感謝の数々

 今年度も沢山の方々のご協力をいただきましたが、特に会報の43号から44号にかけて報告された広島大学教授の村上かおり先生の献身的なお働きには私どもも大変助けられ、また多くのことを学ばせていただきました。

今号の会報の7ページに村上先生からの「ルンサからの“モモヨ作品”の紹介」が掲載されています。趣旨をご理解くださり、ご協力いただければ感謝です。

今年度、私どもが企画運営した行事は特にありませんでしたが、11月4日にカトリック世田谷教会でシエラレオネ支援のためのチャリティーコンサート「アンサンブルユビラーテ第4回演奏会」を開催してくださいました。また、12月9日にはカトリック鹿嶋田教会でチャリティークリスマスコンサートを開催してくださいました。いずれも、本部では何もお手伝いしませんでしたが、当日寄せられた献金をすべてご寄付いただきました。心より感謝いたします。

チャリティーバザーを開いてくださる教会の皆様、学校で募金活動を行ってくださる生徒会の皆様等々、本当にありがとうございます。必要であれば、広報用の写真などをご用意いたしますのでお知らせください。

皆様のご健康をお祈りいたします

今年1年間で6名の方々の訃報が届きました。皆さん、古くからの支援者で、本当に心痛む1年でした。ご高齢やご病気のために支援の輪から抜けられた方もおられます。ある方からは「私は支援を抜けさせていただくが、私のあとをついでくださる方がおられることを祈ります」とお便りをいただきました。私どもがそのお気持ちをしっかりと引き継ぎたいと思っています。

 グッドリチさんは大きな手術をされたと奥様からお聞きしました。完全なるご快復をお祈りします。

 また、今年、2名の本部スタッフも大きな手術を受けられましたが、お2人とも元気になられて皆で喜び合いました。

 シスター吉田は2020年7月3日に緊急帰国して大腸の手術を受けられましたが、今でも修道院での療養生活を続けておられます。でも、いつも私どものために祈りで支えてくださっていますから感謝です。

今年は、新年早々に能登半島大地震が発生し大きな被害が出ましたが、被災地の復旧復興が今までになく遅れているとの報道もあり、もどかしさを感じます。被災地の皆様の平安を心よりお祈りします。

 今年1年間の大きなご支援に重ねて御礼申し上げます。新年度もよろしくお願いいたします。





Summary of Walking Together Bulletin No. 45

 

Summary of Walking Together Bulletin No. 45

P.1    Report on the educational activities by Sr. Josephine Kamara, the regional superior
The new semester begins with a prayerful opening mass.  In this mass, we thank God for our safe return from the holidays.  We also pray that God will be with us for the coming semester.  All students and teachers, the majority of whom (about 93%) are Muslim, participate in this mass. 


In addition, 12th December is the biggest feast day for the Clarissan Missionary and at OLG School, the morning starts with Holy Mass, followed by a procession and parade, and the school celebrates this day.  The most enjoyable thing for all the students is to have a special meat lunch once a year, and they expressed their gratitude to "Walking Together Association" for preserving this tradition.  The photo below shows children happily opening the lunch with meat.
 

P.2   A letter from Sister Shirahata, who has been under medical treatment at Mile 91 Clinic since February.  She begins by writing "I miss each and every one of you in the "Walking Together" Association so much, and apologize for not writing to you for so long," and reports on her life at the clinic.  She says that she has contracted malaria and had a stomach scan at a hospital in Freetown.  She concluded by saying "I will continue to think of you all.  Please keep me in your prayers.  I pray that God will protect each and every one of you."

P.2 P.4 The 2024 Annual and Financial Report by Sr. Esmeralda Franco, Sierra Leone District Accountant of Clarissan Missionary.

The number of students enrolled in the five schools belonging to OLG Tamagawa Shirayuri Kindergarten, OLG Elementary School, OLG Junior and Senior High School,
Maria Ines Junior and Senior High School, and Maria Ines Vocational Training School, are listed. 2,604 students are studying in total.

The support amount  for School lunch support,  Scholarships, Multipurpose support, Kindergarten teachers’ salary subsidies, Mile 91 Clinic support,
OLG medical support etc.  A total of US$65,562 was provided.

Next, The following details are provided: - What ingredients were purchased each month with the school lunch support fund and labor costs for chefs, etc. - Details of educational support for poor kindergarten children. - A list of university students receiving scholarships and their details. - Details of maintenance work at each school with multi-purpose support. - The need for salary subsidies for kindergarten teachers and staff, and the details of that support. - Details of medical support for OLG schools. - The need for support for Mile 91 Clinic, and the details of that support. - Designated support funds from Japan Catholic Missionaries Abroad: Regarding the provision of stationery for kindergarten children. - Support for the cost of purchasing Christmas gifts, support for special lunch, etc. 


The support amount for 8 university students from OLG High School was US$800 - 1,200 per person.
The names of the 8 students are listed.

P.5  The essay "What I like" by Isha Juliana Kamara, a third grade elementary school student, and the letter "Thank you to everyone in Japan" by Rebecca F. Bangura, a first grade junior high school student, are introduced.  The photo of Isha's essay is also on page 8.  Rebecca introduces the proverb "When you educate a girl, you educate a country."

P.5-6   Introduction of the "Momoyo Pouch" by Professor Kaori Murakami of Faculty of Education of the Hiroshima University.  Professor Murakami visited the Maria Ines Vocational Training School in March this year to provide guidance aimed at improving skills.  The pouches that the students made during this visit are introduced to supporters in Japan as "Momoyo(=Thank you) Works," and the article introduces her efforts to deepen ties with the local community and encourage the local students through their distribution of the pouches.  A photo of the pouch is on page 8.

P.6-7   Seventeen letters  are introduced from among the comments sent to the headquarters by supporters.  We introduce some of them here.
- Sister Shirahata, please take good care of yourself.  I am praying for you and for the children.  T.O., Tokyo
- I always display photos of children in Sierra Leone in my room and pray for them.  E.A. Shizuoka pref.
- The desire to help the children of Sierra Leone has become one circle of many people and has continued for so long.  I'm so moved.  It's really amazing. Y.H., Hyogo pref.


P.7 right: "Announcement from the Headquarters"
- Regarding the increase in postal fees, the headquarters policy is explained.
- The headquarters general meeting of the "Walking Together Association" held on 14th September, 2024.

P.8  Photos.
-Momoyo works
-Sisters, please come in too
-Morning prayer at kindergarten
-Look! Look! Sister Shirahata gave us dolls!
-Isha's essay

             Translator: Ayako Yamamoto

Caminando Juntos Resumen de Boletín No. 45

 

Caminando Juntos

Resumen de Boletín No. 45

 

Página 1

Mensaje de la Superiora Regional Madre Josefina Kamara

“En cada escuela OLG, el nuevo año escolar comienza con una misa de oración de apertura. En esta misa, damos gracias a Dios por nuestro regreso seguro de las vacaciones y también le damos gracias a Dios por el próximo año escolar”.  También es para orar para que Dios esté con nosotros durante este período, todos los estudiantes y maestros participan en esta Misa, la mayoría de los cuales (aproximadamente el 93%) son musulmanes. Además, el 12 de diciembre es el día festivo más importante para las Hermanas Misioneras Clarisas, y en la Escuela OLG, la mañana comienza con la Santa Misa, seguida de un desfile, y la escuela presenta cómo celebrar este día. Lo más agradable para todos los estudiantes es el almuerzo especial de carne que reciben una vez al año, y expresan su agradecimiento a la fundación que mantiene viva esta tradición. La foto en la primera página muestra a un niño abriendo felizmente el almuerzo relleno de carne.

 

Página 2

Este es un mensaje de la hermana Barnardita Shirahata, quien ha estado recibiendo tratamiento médico en la Clínica Mile 91 desde febrero. "Me gustaría pedir disculpas a todos y cada uno de los miembros de la Fundación Caminando Juntos por no escribirles durante tanto tiempo", escribió, informando sobre su vida en la clínica. Al parecer había contraído malaria y le examinaron el estómago en un hospital de Freetown. Concluyó diciendo: "Seguiré pensando en todos ustedes. Por favor, oren por mí para que todos y cada uno de ustedes sean protegidos por Dios".

 

Páginas 3-4 (desde la parte inferior de la página 2)

HERMANAS MISIONERAS CLARISANAS DEL SANTÍSIMO SACRAMENTO

Contadora del Distrito de Sierra Leona Hna. Esmeralda Franco, este es el informe financiero anual de 2024. Presenta primero el número de estudiantes matriculados en las cinco escuelas que pertenecen a OLG Gakuen: Tamagawa Shirayuri Kindergarten, OLG Elementary School, OLG Junior and Senior High School, Maria Ines Junior and Senior High School y Maria Ines Vocational Training School. En total 2.604 estudiantes estudian en la escuela. A continuación, indica cuánto dinero se envió para apoyo al almuerzo escolar, becas, apoyo multipropósito, apoyo salarial para maestros de jardín de infantes, apoyo a la clínica Mile 91, apoyo médico de OLG, etc. Se envió un total de USD $65,562 en apoyo. A continuación se detallan los siguientes puntos:

§  Tipo de ingredientes que se compran cada mes con los fondos de apoyo al almuerzo escolar, costos de mano de obra de los cocineros, etc.

§  Contenidos de apoyo educativo para niños pobres de jardín de infantes.

§  Lista de estudiantes universitarios beneficiarios de becas y sus datos.

§  Contenido de los trabajos de mantenimiento, etc. en cada escuela utilizando apoyo multipropósito.

§  La necesidad y el contenido de los subsidios salariales para los maestros de jardín de infantes.

§  Contenido del apoyo médico escolar de OLG.

§  La necesidad y el contenido del apoyo de la Clínica Mile 91.

§  Fondos de apoyo designados por la Asociación de Apoyo a los Misioneros Católicos Japoneses en el Extranjero: Respecto al suministro de material escolar a los niños de jardín de infantes.

§  Acerca del apoyo para la compra de regalos de Navidad, gastos especiales de almuerzo, etc.

 

Página 5

Isha Juliana Kamara, estudiante de 3er grado de primaria "Mi cosa favorita" y una carta escrita por Rebecca F. Bangura, estudiante de primer año de secundaria, "Gracias a todos en Japón". El manuscrito del ensayo de Isiya también incluye una fotografía en la página 8. Rebecca comparte el dicho: "Si educas a una niña, educas a una nación".

 

Páginas 5-6

Presentación de “Bolsas Momoyo” por la profesora Kaori Murakami de la Facultad de Educación de la Universidad de Hiroshima. La profesora visitó la Escuela de Formación Profesional María Inés en marzo de este año para brindar orientación y mejorar sus habilidades.  Las bolsas que los estudiantes hicieron durante las clases se presentaron a los benefactores japoneses como las "Bolsas Momoyo (Momoyo es “Gracias” en idioma local) " como una forma de profundizar los vínculos con la comunidad local y alentar a los estudiantes locales a través de su distribución. En la página 8 se muestra una fotografía de la bolsa.

 

Páginas 6-7

Se introducen 17 cartas de entre los comentarios enviados a la sede por parte de los simpatizantes. Presentaré 2-3 de ellos.

§  Hermana Bernardita Shirahata, cuídese mucho. Estoy orando por usted y por sus niños. Sr. T.O., Tokio

§  Siempre tengo presenta las fotografías de los niños en Sierra Leona y oro por ellos. Prefectura de Shizuoka Sr. E.A.

§  Parece que muchas personas se han unido para apoyar a los niños de Sierra Leona, y esto ha continuado durante mucho tiempo, estoy impresionado, es realmente asombroso. Sr. Y.H, Prefectura de Hyogo

 

Página 7 derecha

“Aviso de la sede”

§  Con respecto al aumento de los gastos de envío, este artículo describe la opinión de la sede sobre la propuesta de "omitir el envío de recibos" para ahorrar en los costos de envío.

§  Informamos que el 14 de septiembre se celebró la reunión general de la sede de la “Asociación Caminando Juntos”.

 

Página 8

Página de fotos arriba a la izquierda: Bolsa con el trabajo de Momoyo.

Arriba a la derecha: composición de Ishiya.

Centro izquierda: Oración de la mañana del jardín de infantes

Centro derecha: “Hermana, por favor, entra”

Abajo "¡Mira! ¡Mira! ¡La hermana Shirahata me dio una muñeca!"

 

             <Traducción por Marta Tanaka

 

2024年9月27日金曜日

シスタージョセフィン地区長からのメール

 本部では、会報45号を9月28日に発行・発送するための準備に勤しんでいます。これに先立って、現地の地区長 シスタージョセフィン カマラに会報の原稿をお送りしました。それに対して次のような返信が届きました。シスター白幡の最新情報も記されていますので、会報発送前ですがここで紹介いたします。


菅野様

今も永遠に、主の御名があがめられますように。

会報No.45をシェアしていただき、ありがとうございました。素晴らしい内容です。本当にありがとうございます。ご協力いただいたすべての方々に感謝の気持ちをお伝えください。

 

そうです、先週Srベルナデット白幡がルンサに戻ってきました。

彼女の健康状態はかなり良くなりました。

 Sr.エスメラルダが戻るまで幼稚園を手伝ってくれるシスターが(異なる共同体からきました)います、私たちは Sr.ベエルナデット白幡がルンサに戻り、一人で仕事をすることなく幼稚園の子どもたちや教会の子どもたちに囲まれて仕事を続けるのにちょうどよいと考えたのです。彼女は戻ってきてとても喜んでおり、幼稚園での仕事を始めています。神に感謝します。彼女の存在は、私たちのコミュニティにとって大きな祝福です。

重ねて、感謝でいっぱいです。

 

シスター ジョセフィン カマラ

2024年9月16日月曜日

2025年度総会を開催しました

  914日に2025年度本部総会が開催されました。当日の出席者は7名と少ない人数でしたが、委任状による出席者からは事前に行った諮問事項へのアンケートで詳しい回答をいただいていましたので、不安なく審議を進めることができました。総会の主要な内容は、2024年度決算報告と2025年度予算の承認ですが、その詳細は928日発行の会報45号にて報告いたします。

 

今回の総会に先立ちまして、現地からの年度・財務報告等について、何度もメールでのやりとりを重ねました。現地の会計主任であるシスターエスメラルダは闘病のために母国メキシコに滞在中ですので、シスタージョセフィン地区長を介してのリモートワークで進められました。そして、こちらから送っている支援金の使途などについて、今まで以上に詳細に把握することができて、現地の誠実な対応に感謝しています。

 

この間に、とても心配であったのは、819日に送金した10,204㌦が現地に届いたという知らせがなかなか届かなかったことです。こちらの送金銀行で調べてもらったりした結果、97日になって漸く地区長のサイン入りの領収証を入手することができました。その過程で分かったことは、日本の銀行から直接現地の銀行に送金される訳ではなく、アメリカの2つの銀行を経由してシエラレオネの銀行に届けられること、現地銀行の都合で、送金額が直ぐには現金化できないこともあることです。私どものシエラレオエネ支援も、世界の平和があって初めて成り立つ事を改めて思い知らされました。

 

この総会の朝、しばらくぶりでシスター白幡からメールが届きました。その週の初めに、会報45号のゲラの内容をチェックしていただくために送信したメールへの返信でした。以前から、コンピュータの調子が悪いことを嘆いておられましたので、無事に届くかどうか、届いても長文の会報を読んでくださることができるかどうか心配でした。でも、シスターから、「会報の内容に間違いはありません、ありがとう」との返事をいただき、会報に記載されていた訃報に心を痛めて祈ってくださっていることが書かれていました。

そのようなこともあり、とても祝福された総会となりました。

                           (菅野勝治郎)