2016年7月26日火曜日

年度末が近づきました・匿名の方へ


 シスター吉田はシエラレオネに戻られても、相変わらず多忙な日々を過ごしておられるようで、現地のニュースはまだ入って来ていません。ただ、文部省からの通達で、この8月は全国の学校はすべて休校にすることになったそうです。
 エボラの再感染予防等のためではなく、1年間の学校閉鎖時の遅れを取り戻すために、特別日課で延長授業を続けて来ましたので、8月はゆっくり休ませようとの配慮からと思われます。
 
 
        元気いっぱいの幼稚園児たち
 
 シスター吉田からは、そのために、8月の給食支援費は送金しないで、来年度(9月分)に回して欲しいとの連絡がありました。
ともに歩む会としては、各月の給食実施日数に合わせて給食支援費を送金するのではなく、1年分の給食支援費用を12等分して毎月送るという方針にしていますので、予算通りに8月分も送りましょう、と伝えましたが、〝送らないで欲しい〟との事でした。
 
 7月分を送金する際に、〝現在、為替相場が円高ですので、8月分も一緒に送りたいと思うが今はそのお金がない・・・〟と伝えましたので、こちらの会計事情を察して9月分に回すようにと言われたのかもしれません。あるいは、8月分の給食支援費が入金されたことを知ると、「そのお金をこちらで使わせて欲しい」という先生方の要望が強くなるので、ストップして欲しいと言われたのかも知れません。5月に一時帰国された際の話でも、経済観念の薄い現地の人々(教職員も含めて)の手綱さばきに苦労しておられる様子をお聞きしました。
 
 そのような訳で、今年度の予算に上げられた送金計画は、お蔭様ですべて完了したことになります。
 
 これから、7月末の仮決算をもとにして、来年度の予算を立案する作業に入ります。9月17日の〝ともに歩む会・本部総会〟を経て、9月24日発行の会報13号にて詳しくご報告いたします。
 
 会報12号でもお知らせしましたが、9月17日開催の本部総会への出席を希望される方は、本部までお知らせください。支援者様どなたの参加も歓迎いたします。
 
 
<匿名の支援者様へ>
 
 今年度も多くの皆様のご支援のお蔭で、上記の様にとても祝福された支援活動を行うことができています。毎月、決まって送金してくださる方、会報の送付後に、同封の振込用紙を用いて送金してくださる方、1年に1回、まとめて送金してくださる方など様々です。
〝ともに歩む会〟では、会費は設定しておりません。お一人おひとりが、お気持ちに沿ったご支援を、できる時にしてくださることを願っています。
 しかし、支援金をお受けする度に感じることですが、「できるから」「ゆとりがあるから」と、送っていただいた支援金ではなく、すべてが信仰を持って、突き動かされる思いで、送り続けてくださっているご支援だということです。本当に感謝が溢れる思いです。
 
 このようなご支援金の中で、毎月、決まって匿名でお送りくださる方がおられます。消印から、およその地域は分かるのですが、どこのどなたかは、分かりません。会報はもとより領収証も、お礼の短報もお届けすることができません。
  私が願うのは、その方がこのブログをご覧になって、シエラレオネの状況等を把握しておられることです。匿名様に、この場を借りて御礼申し上げます。
 
 住所・氏名が分かっている方でも、その90%はお会いしたことはありません。それでも、こうしてともに歩み続けてくださる方々に、本部委員一同、そして、Sr.白幡、Sr.吉田共々、心より感謝申し上げます。
 
  また、未だご支援をいただいていない方でも、ご賛同いただければ、この支援の輪に加わってくださいますようにお願いいたします。

                                                                      菅野勝治郎