2014年5月11日日曜日

幼稚園園舎建築着工

前のブログでもちょっとお知らせしましたが、今年度の大きな計画の一つでありました「ルンサ玉川白百合幼稚園」の3教室増築工事がようやく着工しました。この幼稚園は、当初はOLG学園の教職員の子弟の保育のために設立されたのですが、だんだん人気が高まり、ここ数年は教室に入りきれない子どもは入園を断らざるを得ない状況になっていたそうです。真の人間教育を目指すシスター白幡園長の弛まぬ努力が大きく実を結んで来ているのだと思います。



上の写真はシスター白幡と園児。

今回の増築資金182万円はエキスパート・チャリティー・アソシエーション様からのご寄付で1月に送金しましたが、着工が遅れていました。遅れた理由をシスター吉田に尋ねましたら、司教様が多忙で、カトリック・ミッションの認可を得るのに時間がかかってしまったとのことでした。OLG学園(グァダルーペ聖母女学園)は、御聖体の宣教クララ修道会の経営する学校ですが、カトリック・ミッションの管理のもとに運営されており、校地もカトリック・ミッションから借りているのだそうです。小さな組織ですと、いろいろ理由を付けて国に接収されてしまうので、カトリック・ミッションという大きな組織の保護下での活動が不可欠とのことでした。

         すし詰め状態の教室

園舎建築はすべて、シスター吉田の設計・管理のもとに行われます。建築予定地に樹齢4~50年のパーム椰子の木が数本有り、どうしても2本は伐採しなければならなかったそうです。
      

  

下の写真は、敷地の四隅の直角を測量しているところで、昔、学校で習った1×1×√2がとても役立ったそうです。



下の写真は、水を入れた細いホースを使って水平を測り取っているところだそうです。昔ながらの方法ですが、これをきちんとやらないと建物全体が狂ってしまうので、何度もやり直しながら慎重にやったそうです。


シスター白旗が
「ようやく建築が始まったと思うと嬉しくてたまりません。父兄たちも大喜びすると思います。幼稚園に入れるのを待っている子どももたくさんいます。寛大なご支援に感謝します。」
と書いて来られました。


5月も、給食支援と多目的支援を送金することができました。
ご協力ありがとうございます。

         ともに歩む会 代表 菅野勝治郎