2024年6月1日土曜日

6月を迎えて

 

6月を迎えました。


      給食を運ぶケースも新しくなり嬉しそうな子ども達


本部では、524日に本年度3回目の支援金を送金することができました。今回は4・5・6月3カ月分の給食支援費180万円と多目的支援費50万円です。昨年度は、資金が足りず、多目的支援費は6万円だけの送金でしたが、今年度は予算通り50万円を送金できて感謝です。

送金日の為替レートが158円となってしまったために、送金額は235万円になりました。次回の送金は8月の予定ですが、給食支援費を2か月分と医療支援、マイル91クリニック支援などが予定されています。日本の経済も物価の高騰で厳しい日々ですが、支援者の皆様の篤いご支援によって送金計画が支えられていることを心より感謝いたします。

 

本部では今、現地との連絡をとりながら会報44号の編集を進めています。シスター白幡は今年初めころから、ずっとマイル91クリニックでの入院生活を続けておられるようです。胃腸の不調が主な症状のようでしたが、最近になり腰を痛めてしまったこともあり、入院生活が長引いています。

ジョセフィン地区長からはいつも「シスター白幡は順調に快復しておられます」とのメールをいただいていますし、必要な時はルンサに一時戻ることもあるようです。また、シスターのコンピュータが壊れて修理中だそうで、3月以降ほとんど連絡が取れていません。このような事情で、今回の会報にはいつものようなシスター白幡からの詳しい現地報告を載せることができません。ジョセフィン地区長の代筆による簡単な挨拶だけになります。

シスター白幡の入院生活が続いているもう一つの理由は、幼稚園の園長であるシスターエスメラルダが母国メキシコでの療養生活を強いられていることとも関連しているようです。シスターエスメラルダは昨年10月に交通事故で大けがをされましたが、そのリハビリのためではなく、保険の効くこの国でしっかりと持病の治療を受けるためだそうです。

じっと静かに休んでいることが苦手なシスター白幡にブレーキをかけられるシスターエスメラルダが戻るのを待って、シスター白幡もルンサに戻るようにしたいというのがシスター方皆の願いだそうです。

シスター方から愛され大事にされているシスター白幡です。

会報44号には、村上かおりさんのシエラレオネ再訪問記や、一時行方が分からなくなってとても心配されていた二人の奨学生が、無事に大学を卒業していたとの報告文などが掲載されます。 


本部では、5月30日に広島大学大学院の村上かおり先生を迎えて、シエラレオネの子ども達の現状などを聞かせていただきました。会報にも詳しい報告文を寄稿いただきましたが、直接村上先生の口を通して語られる、現地の子ども達の声が聞こえるようなお話はとても有意義でした。

会報44号の発行は6月29日の予定です。今後とも、よろしくお願いいたします。 


前列中央が村上かおり先生