2018年8月28日火曜日

シエラレオネの交通事情


 猛暑、酷暑の続く中で8月下旬を迎えました。“ともに歩む会”は、8月末日が会計年度の末日でもありますので、本部では2018年度の決算や次年度予算立案の作業を進め、915日の本部総会の準備に追われています。

 そのような中の821日、シエラレオネ訪問から帰られたグッドリチ ルミさんとお会いすることができました。MI職業センターからのガラ布なども多数届けてくださいました。

支援物資の輸送にコンテナを無償で提供してくださるグッドリチさんの現地訪問のお話は興味の尽きないものでした。その報告は会報21号にとお願いしていますが、ここでは、3枚の写真を紹介させていただきます。
 
                 消火器常備の自動車

 上の写真には、運転席ドアの上に設置された消化器が写っています。運転中にエンジンから火が噴いた際の備えとのことです。この消化器搭載の車はごく普通に見られるそうです。

交通信号も道路標識もほとんど無いこの国にも車やオートバイの数は増え続け、オートバイに人を載せて走るオートバイタクシーは若者に人気の仕事になっているそうですが、一番怖かったのは、ライトが点かない車だそうです。暗い道でブレーキをかけてもブレーキランプが点かないので後続車が追突してしまうケースが後をたたないそうです。
 
     トランクまで人を乗せて走る車

座席には定員に関係なく、入れるだけ人が乗り込み、入りきれない場合は、トランクルームにも乗り込みます。トランクを開けたら人が出て来たのでびっくりしたこともあったそうです。

荷物を屋根の上に積み上げるのは勿論、トランクからはみ出してもロープで括りつけて走る技も駆使されているそうです。
 
        荷物満載の乗用車

 10年前、私が訪問した時には、頭の上に大きな荷物を載せて悠然と歩く人々の姿が印象的でしたが、シエラレオネの交通事情も大きな変換機を迎えているようです。
 
         学校からの帰り道、お使いを頼まれて
 
              (菅野勝治郎)