2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます

2015年 あけましておめでとうございます

まず、御聖体の宣教クララ会・シエラレオネ地区長、グアダルーペ聖母女学園学園長の Sr. パディジャ エリサからの クリスマス・新年のメッセージを紹介いたします。
これは、クリスマスにメールでいただいたものですが、シスター吉田が大急ぎで翻訳してくださいました。

O COME LET US ADORE HIM

生まれたばかりの嬰児を、拝みに行きましょう.

ともに歩む会の皆様、クリスマスと新年、おめでとう ございます。

 羊飼いたちが、2000年前にしたように、シエラレオネも私たちの為にお生まれになった嬰児の前にひざまずき、礼拝しています。私たち・シエラレオネは、この幼子と多くの点で共通します。私たちは、宿を探して家々の戸をノックしましたが、ある方々は、扉を開け部屋を提供してくれました。ほかの人々は、分かち合ってくれませんでした。
「来たれ、拝まん、キリストを!」 神こそが、私たちにとり何が最善であるかを、一番よくご存じだから、神のお望みを受け入れるために、来たれ、拝まん。
 「神よ、あなたは愛と摂理のうちに私たちを見守り、あなたのお望みになることこそが、私たちにとっては最善ですので、神を信じ、神に希望をする恵みをお与えください。」
 これが、多くのシエラレオネの人々が毎日唱える祈りです。驚くことに、だれも神に異議を唱えません。逆に、この苦難の状態は、以前にもまして、私たちを神のもとに引き寄せるのです。  
 クリスマスの数日前の、外出禁止令が出る前に、皆様からの給食支援を使い、お陰様で450袋のお米、そしてお米と調味料(パームオイル、塩、乾燥魚、落花生、トマトペースト、落花生の油、トウガラシなど2週間分)を、ルンサと周辺の村々の、隔離措置を受けている30以上の家族、エボラセンターから生還した方々、支援を必要とする方々に配ることが出来ました。カイラフォン地区には、お米50袋と調味料、これは2回目です。(前回分と合わせて100袋)。さらにイタリアの団体からの支援で、それはマンゲブレという村の小学生300人。スペインからの支援でその隣のマンボロ村の小学生500人に支援できました。OLGの生徒の為の200袋は、12月第2週に配り終わりました。この様な支援を続けることが出来ましたのは、「ともに歩む会」の皆さんをはじめとする、多くの寛大な方々からの支援を受けることが出来たからです。配り終わった後は、もちろん疲れを感じましたが、私たちは、皆さんの支援に心から感謝いたします。喜びの笑顔、そしてダンス、お米を抱えてみな 「THANKI,THANKI!」 私たちも皆様に心より感謝いたします。多くの方々の助けがなければ、これだけの人々を支援することは不可能でした。クリスマス休暇後もこの支援を続けます。
 今年のクリスマスは、静寂そのものでした。それは、 コノ、イレ、ポートロコ(ルンサはこの地区内)、ルンギ、そしてフリータウンでは、今になっても新たな感染者が出ているので、外出禁止措置がクリスマスの前日に発表されたからです。24日から28日までは、誰一人として通りに出ないこと。クリスマスの深夜ミサは、5PMまでに終了すること、当日25日もミサ終了後はすくに帰宅することを条件に、ミサの許可が出ました。多くの人々が、反対の声をあげました、突然の発表でしたので特に食糧の蓄えは準備できていませんでしたし、日々の糧を得るために、額に汗して働いている人々には、5日間の食糧を確保することなど不可能でした。幸いなことに、カリタス・シエラレオネが政府と交渉し、6AM から5PMまで市場で商売できることになりました。その他の一切の活動は禁止されました。
 今年のクリスマスは、クリスマスのミサの意味が本当にわかるものでした。ミサは4時間続きましたが、その中心は、いつもイエス・キリストが占めておりました。私たちの祈りは聖パウロ1:コリントの信徒への手紙二/ 1章 10節、11節からのものでした。
 「神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。あなたがたも祈りで援助してください。そうすれば、多くの人のお陰でわたしたちに与えられた恵みについて、多くの人々がわたしたちのために感謝をささげてくれるようになるのです。」
すべての方々に HAPPY CHRISTMAS !
宣教クララ会  ルンサより シスターエリサ



カイラフォンの修練院に集合した誓願者や修練女,
志願者で、すべてシエラレオネ人。後列左から6番目がSr.エリサ、左端がSr.白幡、右から2番目がSr.吉田。 
                                                         12月31日に撮影。
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♥ 2104年は試練の年でもありましたが、それ以上に、感謝が溢れる年でした。12月も予想を遥かに超える支援金を寄せていただきました。今月中に、1月の給食支援費に加えて、OLG校とMI職業センターへの教育支援費(奨学金)を送金することができます。エボラ対策支援指定の支援金も目標の50万円を超えました。Sr.エリサの報告にもありますように、エボラ対策支援費と給食支援費は一体となっています。このまま継続させていただきます。
♥ 会報6号でエボラ孤児となったカディアツさんのことを紹介しましたが、支援者の方から、カディアツさんへの生活・学業支援の申し出をいただきました。現地に知らせましたら、「感謝して受け止めたい。通常の教育支援として送っていただいた中から確実にカディアツさんに届けるようにする。」との返事でした。会報5号には、奨学金が足りないので一人分を二人に分けて支給しているというエリサ地区長の報告を載せましたが、一人分ずつ支給できるようにと、追加の支援金を送ってくださった方もありました。本当にありがとうございます。

♥ 昨年1年間、至りませんことばかりでしたのに、いつもご協力いただき本当にありがとうございました。引き続き、今年もエボラ熱の終息のためのおいのりとご支援をどうぞよろしくお願い致します。
                                 (菅野勝治郎)