それに関して、現在、日本でリハビリ療養中のシスター白幡も次のような喜びの声を寄せてくださいました。
まず神に感謝、そして長い間シエラレオネのエボラ出血熱患者のために熱いお祈りをささげてくださったすべての皆さまに感謝、また彼らのために物質的援助をしてくださった方たちにも心から感謝いたします。
今頃はシエラレオネのすべての町や村でエボラ終息を祝って人々が歌や踊りを通して感謝をささげていると思います。
これからもしばらくは大変な期間があるでしょうけれど、少なくとも精神的に大きな重荷が降りた感じがします。本当にありがとうございました。
シスター白幡和子
そして、支援者からも喜びの便りをいただきました。一つ、紹介します。
8日午前1時のラジオニュースは、シエラレオネ・エボラ熱終息の知らせでした。
そして、朝刊記事でもそれを読むことができました。さらに「ともに歩む会」ホームページで・・・。
嬉しい、うれしいことですね。
現地ではこれからも困難なことが続くかと思うとつらくもなりますが、大きな問題をひとつひとつ乗り越えられれば・・・と希望を持つことにします。
寒い空にも星が輝きます。皆様のご健康が守られますようにお祈りいたします。
北海道 Y.Y様
この記事を作成しながら、念のためと思って、インターネットを開いてみますと、信じられないようなニュースに出会いました。エボラ出血熱が猛威を振るった西アフリカ3か国の内、いち早く終息宣言が出されていたシエラレオネの隣国リベリアで、20日に新たな感染者3名が確認されたそうです。10歳の男児とその家族2人だそうで、感染経路などはまだ分かっていないようです。
リベリアでは、5月7日に一度エボラ熱終息宣言が出され、その後、新たな感染者が出て、9月3日に再度、終息宣言が出されていました。その2か月後にまたまた新たな感染者が確認されたということは、シエラレオネでも、まだまだ警戒が必要だということだと思います。もう一つの隣国ギニアでも、まだ数名の感染者が断続的に報告されています。
エボラ熱完治者の男性に、性感染症としての恐怖が残るとの報告も大変気になる所です。引き続きシエラレオネの人々の平安を祈っていきたいと思います。 (菅野勝治郎)