<シスター白幡和子さんから届いたお便りを紹介します。>
ともに歩む会の皆様、新しい年が明けたと思ったら、もう今日は2月の最後の週になってしまいました。本当に時がたつのは早いものです。今年の日本の冬はとても寒くて、大雪になって様々な被害も出ているようで、心が痛みました。皆様は大丈夫だったでしょうか。こちらは、乾季の真っ最中で、洗濯物が早く乾くのはいいのですが、洗面所の石鹸に5センチから10センチぐらいのひび割れがいくつもできたり、汗をかくのでヘアピンや、ベールを止めるまち針がすぐに錆びてしまいます。
2月8日に玉川白百合幼稚園の運動会がありました。前日の夕方から夜遅くまで、園児の父兄たちと先生方が音楽と太鼓に合わせて踊りながら町を練り歩き、「シスター、とても楽しかった!」と言っていました。
ひと月前にあったOLG校の運動会は、金・土の二日間でしたが、幼稚園の先生たちが準備やその日の仕事を手伝いましたので、幼稚園の運動会のために小学校がずいぶん手伝ってくれました。中学校の校庭を使うのですが、まず、背丈ぐらい伸びた草を男の人たちが刈り込んで、乾いた時に火で焼き、その後、残った草や石を上級生が取り除いてくれました。
前日には、園児たちが走るトラックに、大工さんからもらって来た50キロ入のおがくず3袋を使って、線を引きました。5年生のある先生は、クラスの子全員を呼んで、家から持ってきたバケツで小学校の井戸から中学校のグラウンドまで500mぐらいの距離を何度も運び、ほこりが立たないようにしてくれました。これは、初めてのことでしたがとても助かりました。
去年、初めて玉入れをしたのですが、玉の中に入れた飼料用の豆が虫に食われて使えなくなってしまいました。それで、赤、青、緑、黄の玉を35個ずつ作らなければなりませんでした。合計140個をミシンで縫っていたら3時間近くかかってしまいました。それで、腰を痛めてしまい、その日の夕方、バケツを持ち上げたとたん、ぎっくり腰になって、立つのも座るのも横になるのも大変でした。二日間、働くことができず、全く動けなくなって、シスター根岸が長い間そういう状態だったのに、「シエラレオネのことや日本の数え切れない協力者の方々のことを思うと、激痛も我慢できる」と言っていたことを思い出してしまいました。
1月の末に、シスター根岸のお墓が修道院の前のグアダルペのマリア様のご像の前にシスター・ローズ・メリーのと並んで出来ました。他の修道院のシスターやブラザーたち、戦争中に病気で動けなくなったシスター根岸をおぶって逃げてくださったブラザー・ピーターもいらして、共にシスターの永遠の安息を祈ってくださいました。(後略)
お知らせ
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ともに歩む会 代表 菅野勝治郎