昨年11月1日に逝去されたシスター根岸美智子さんの墓碑が、その生涯をかけて愛されたシエラレオネ・ルンサの地に設置されました。
去る1月30日、シエラレオネ・ルンサにあるグァダルーペ聖母学園内の聖母像の前で、シスター根岸を記念する遺品を収めて墓碑を立てる式が行われたそうです。シスター吉田から遺品を手渡されたシスター・エリサ地区長は、遺品の入った小さな箱を両手で受け止めると、じっと胸に抱きしめておられたそうです。シスター吉田が送ってくれた写真を紹介します。
シスター根岸の遺品(ろうそくの左の四角い箱)が、ご聖体の宣教クララ修道会創立者、福者マリア・イネスの写真の前に置かれ、ミサが捧げられました。
30年間ともに働いたシスター白幡が最初に土を被せました。この墓地の左官工事は建築が専門のシスター吉田が行ったそうです。
コンテ氏。シスター根岸はコンテ氏の実直な人柄を心から愛し、車の運転でも力仕事でも何でもコンテ氏に頼み、彼もそれを喜びとしていました。
もともと小柄なシスター白幡ですが、さみしさのあまりでしょうか、一層小さく見えます。
シスター方が寝起きを共にする修道院前の庭。マリア像の前にシスター根岸の墓碑は設置されました。
隣は、先の内乱中 (1996年)に急逝されたシスター・ローズ・メリー校長の墓碑です。
隣は、先の内乱中 (1996年)に急逝されたシスター・ローズ・メリー校長の墓碑です。
「シスター・レティシア根岸」と名前だけが刻まれた墓碑。遠い日本から来たシスター根岸の笑顔と深い愛は、永くシエラレオネの人々の心に語り継がれていくことと思います。いつの日か、この墓碑の前に立って、「ともに歩む会」のその後の様子を報告できる日を夢見ています。
ともに歩む会 代表 菅野勝治郎
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