2025年2月28日金曜日

3月を迎えて

 

 3月を迎えました。大雪に苦しむ地域の人々にも早く春が訪れることをお祈りします。

 本部では、会報47号の編集を急いでいますが、その間にも嬉しいニュースが次々と入ってきます。念願でしたシスター白幡のコンピュータが君島さんの手によって、無事にシスターの元に届けられました。詳しくは会報47号をご覧ください。また、222日、23日には東京・町田市の玉川学園で開催された「学園展」の一角にシエラレオネ紹介のコーナーを設けさせていただきました。当日の様子について、担当の丸山ひろ子さん(本部委員)が次のような報告を届けて下さいました。


    玉川学園展にてシエラレオネを紹介

 

 内容は写真等のパネル展示とパワーポイント、シスター白幡の刺繍支援作品紹介と頒布、本部委員で元玉川学園教諭の佐藤邦昭先生作製の「籠の風車献金」でした。給食支援のための献金をしていただいた方にお礼として風車を一つ差し上げるというものです。

刺繍支援は16点でしたが、完売させていただき、風車も数百本が手渡されました。

 2日間で様々なドラマがありましたが、特に印象に残った2つを紹介します。          

ある男の子が、お父様と近づいてきて、「風車がほしいからお金をちょうだい」といいました。そうしたらお父様が、「それは順番が違うよ。アフリカのおともだちに給食をあげたいからお金をいれるんだよ。それが分かったら献金しょうね」とおっしゃいました。その様子にとても心打たれました。              それから、小学高学年生か中学生ぐらいの女の子が、献金をする前に、お祈りをしていました。ただ手を合わせるだけでなく、目を閉じて一心にお祈りをしている姿に涙が出そうになりました。本当にありがとう、と思わず肩をたたいてしまいました。

 様々な感動もいただいた2日間に感謝いたします。

 

 本部には多くの学校や教会、また支援者の方々から日々支援金を寄せていただいていますが、その一つひとつがこのような篤い心と祈りのこもった献金であることを思い、感謝の念を新たにしています。下の写真はコンピュータの箱に入れて届けていただいた寄せ書きです。     



2月27には、龍谷大学の落合雄彦先生からメールをいただきました。学術調査のためにシエラレオネを訪問されたのですが、その際に、本部からシスター白幡へのお荷物を託させていただきました。それを無事にシスター白幡に届けることができた、というお知らせです。下の写真のように、恐らくスーツケース一杯になるほで、本当に感謝です。            

                      (菅野勝治郎)

    おなかに優しい食料を中心に・・・
        

2025年2月1日土曜日

2月を迎えて

 

2025年も早くも2月を迎えました。この月には、開発コンサルタントとしてシエラレオネを中心に農業指導を行っておられる君島崇様が、セネガルでのお仕事を終えて、シエラレオネに戻られます。君島様には、シスター白幡にお届けするコンピュータを託しました。現地でも、コンピュータが届いたらすぐに使用できるように技術者に初期設定を依頼して、待っていてくださいます。

 また、2月末には、龍谷大学の落合雄彦先生が女医さんの姪御さんとシエラレオネを訪問され、マイル91クリニックを中心に医療奉仕や調査研究に当たってくださいます。特にシスター白幡にとりまして、特別に嬉しいことの続く2月になりそうです。

      シスター白幡の誕生日に

 2月には、例年第2回目の送金が予定されていますが、今年は送金の準備が早めに整いましたので、1月28日に25,316㌦(400万円相当額)を送金することができました。その内訳は、下記の通りです。

  3カ月分の給食支援費  180万円

11月の1回目の送金の際には、9~11月の3カ月分を送金しました。今回は、12~2月の3か月分の送金です。あと2回の送金で残りの5カ月分を送金します。

  教育支援費・奨学金   120万円

現在、10名ほどの学生がこの奨学金を当てにして大学で学んでいます。ですから、奨学金をこの時期に送金できたことは大きな感謝です。

  幼稚園教員給与補助   80万円

小学校や中学校の教員に対しては、国からの給与支給がありますが、幼稚園の教員にはそれがありません。この給与補助はシスター根岸とシスター白幡からの切なる願いでもありました。現在、幼稚園の教員は18名ほどおられますから、これで十分とは思えません。今後の大きな検討課題としていきたいと考えています。

  特別ランチ費用   10万円

毎年、1212日の「ガダルッぺ聖母の祝日」には、1年に1回だけの肉入りの特別ランチが全校生徒に振舞われ、子ども達の大きな楽しみになっています。この費用を事前に送金することはできませんでしたが、「必ず送金するから例年通り、実施して欲しい」と地区長にはお願いしてありました。そして、今年もクリスマスの時期に特別ランチ指定の献金をお捧げいただき、送金することができました。

  クリスマスギフト費用  10万円

恒例のシスター白幡からの幼稚園児に対するクリスマスプレゼント費用です。この費用には、シスター白幡刺繍支援の売上金を充てています。

*この後は、給食支援費の他に、多目的支援費、医療支援費、マイル91クリニック支援費などを予定しています。

以上、心からの感謝をもって報告させていただきます。      (菅野勝治郎)