2014年12月23日火曜日

クリスマスおめでとうございます

<シスター吉田から、下記のメールが届きました。>

クリスマスと新年2015、おめでとうございます。       

新しい年、皆さんの上に、神様の豊かな祝福をお祈りいたします。

今日は、支援者の皆さんにKailahun(カイラフン)より、です。
本当に今の状態は、待降節・救い主を待つ季節、そして、“Na God hear us !"(神様は、私たちの願いを聞いてくださる。)と信仰のうちに、このエボラの終息を待っています。
 今、私は、修練院が有り、またエボラが最初に発症したKailahunに来ています。
ここには、最初のエボラ治療センターがありますが、3日前にこのセンターから最後の患者が退院しました。このまま、あと39日間(21日間の2倍の42日間)、新しい感染者がでなければ、Kailahun には「エボラフリー」の証明書が発行されます。
 5月にここに来たときは、まだエボラの話はありませんでしたので、ここにこぎ着けるまで6か月かかったことになります。この計算で行くと、Lunsar(ルンサ)でこの話を聞くのは、新年の2月末、エボラフリーにこぎ着けるのはさらに1か月半先の4月でしょうか。
 今、どこの地区も、それぞれの地区を守る気概のあるチーフ(酋長さん)のいるところでは、他の地区からの訪問者は、チーフのところにあいさつに伺い、氏名、訪問目的を知らせて、滞在許可を願わなければなりません。これをしないと罰金です。
 私も、ここの修練院のシスター ジョセフィン・カマラと御挨拶に伺いました。ちょっと太めのとても柔和な酋長さん。この日に至るまでの市民の無理解に苦しんだこと、特にお葬式に関して一番難しかったそうです。しかし、現実に多くの方々が感染し、亡くなるにつれ、人々は忍耐強く彼の指揮に従い、 Don't Touch "(接触するな)を守り、感染の拡大を減らしていったのだそうです。
 救い主イエス・キリストのお誕生を祝うクリスマスを前に、この朗報に接し、希望を持って祈り続けるここの人々の信仰に深い感動を覚えます。
 どうぞ、新しい年も、みなさんのお祈りを心からのお願いいたします。
新しい年・2015年が、皆さんにとりまして希望に満ちた一年となりますよう、シエラレオネから、お祈りいたします。         
                             Sr. 吉田富美子

         下の写真は、ジョセフィン・カマラ修練院長
           シエラレオネ人でOLG校の卒業生