2016年10月24日月曜日

シスター吉田からの便り(10月)

▼ 久しぶりにシスター吉田からメールをいただきました。相変わらず東奔西走の忙しさのようですが「ちゃんと生きています」との書き出しの短いメールでした。
 「ランドセルが届きました」との知らせもありました。これは、私が通う教会の教会学校の中学生が、小学生の時に大事に使ったランドセルをシエラレオネの子どもに使ってもらえるだろうかと、友だちの物と一緒に届けてくれた物です。シエラレオネの子がランドセルを背負っている写真は見たことがないと思いましたが、シスターに問い合わせたら「送ってくれたら喜んで使う」とのことでしたので、2つのランドセルの中に筆記用具などをぎっしり詰めて送りました。
 幼稚園のシスターがとても喜んで、「ランドセルは、一番頑張った子どもへのクリスマスプレゼントにする」と言っておられるそうです。
 また、シスター白幡が急に抜けてしまった幼稚園も、ようやく軌道に乗り、体育や音楽、宗教の時間などもしっかり行われるようになったそうで、今は10月のロサリオの月ですので、幼稚園児も毎朝の朝礼でロサリオを祈っているそうです。


▼  また、シスター吉田からのメールに「支援金を送る場合に、幼稚園の支援から送金してください。なぜなら、幼稚園の運営は完全に“ともに歩む会”の支援に頼っているからです。」と書いてあり、驚きました。9月と10月の送金は給食支援費(90万円)だけで、教育支援や多目的支援等を送ることはできませんでした。
 現在は、11月の給食支援費を送るだけの残金しかありませんが、幼稚園支援の予算は50万円ですから、全額でなくても、できるだけ早く送れるようにしたいと思います。
 また、OLG校やMI校の教育支援(奨学金)も、それを当てにして進学を志している生徒たちを失望させることのないようにしたいと願っています。毎年、クリスマスの時期には学校や教会様初め、他の月より多くの方々が支援金をお送りくださいますので、今年も期待しています。


▼  在シエラレオネ日本国大使館(在ガーナ日本国大使館が兼轄)のホームページによりますと、エボラ出血熱は、必ずしも出血を伴わない場合もあるため、エボラウイルス感染症と呼ばれるようになったそうです。2015年11月にWHOから終息宣言が出されましたが、その後も発生例があり、引き続き感染予防に万全の取り組みを進めているそうです。


         お願い

このブログをお読みの方で、シエラレオネへの支援をお考えの方は、メニューバーの“Q&A”を開いてご覧になってください。送金方法などが記載されています。どうぞよろしくお願いいたします。

                       (代表 菅野勝治郎)


2016年10月3日月曜日

シエラレオネでの結婚式の一コマ

会報13号に寄稿くださいました藤井千江美さんから、追加説明のメールをいただきました。
興味深く読ませていただいたので、このブログにも紹介します。
 
 
 
・・・今回字数と他の内容になかなか合わず書くことができなかったのですが、読者の方から「なぜモスクで肌を露出したウエディングドレスを花嫁さんが着ているの?」って疑問を持つ方がいらっしゃるかも知れませんので、少しご説明をさせて頂きますね。

「お父さんはイスラム教徒、お母さんはキリスト教徒、娘さんはキリスト教徒、結婚相手とご両親はイスラム教徒。さてさて・・・どちらの宗教での結婚式になるのか、私は興味津々でした。
 
結婚式当日、まずはモスクで結婚式。本人たちも招待客も男女別々の建物へ。モスク内では私もできるだけ肌の露出を避けるように写真の通り・・・しかし花嫁さんは肌をしっかりと露出したウエディングドレスで登場!これには、びっくりしました。挙式時間1時間。スピーカーからイスラムのお祈りや言葉が聞こえましたが、花婿を含む男性たちが何をしているのか全く見えず…

女性棟では、皆さん写真撮影と雑談に大忙し。花嫁の母親は、「だからイスラム教の結婚式って嫌だったのよ」って、文句タラタラ。因みに大きな白メガネをかけているのがお母さん。その後一度解散して、夕方から深夜まで盛大に飲め!踊れ!歌え!の西洋式パーティーが行われました。

シエラレオネそしてブルキナファソも、宗教に関しては結構寛大です。                          
                                                                         藤井 千江美

訂正:会報13号に誤記がありました。
      1ページ目の左側の写真、看護大学を卒業した奨学生の名前は、ジェノバさんではなく、ジェネバさんでした。お詫びして訂正します。